市川国際奨学財団 Ichikawa International Scholarship Foundation

交流活動

2016年度 7月研修会 神戸防災センター訪問

7月16日(土)に神戸の街の復興と防災について学ぶことを目的にHAT神戸にある「人と防災未来センター」を訪問してきました。

まず、4Fの震災追体験フロアにて、1.17シアター「5・46の衝撃」を視聴し、震度7の地震破壊のすさまじさを大型映像と音響で体感しました。
3Fの震災の記憶フロアでは、震災関係資料を館内ガイドの方々と一緒にみることができました。
当時の仮設住宅のあり方の問題を認識でき、東日本大震災、熊本地震の仮設住宅へもその反省が活かされていることを学びました。

また、3Fで被災状況の映像を流されていた方が倒壊した自宅に3時間閉じ込められ救助された体験を持つ方だとわかり、被災状況の映像をしめすスクリーンを前に、その方から急遽体験を語って頂きました。
その方が繰り返し語られた「水を備えることの大事さ」を参加者のみなさんも感じられたことと思います。

そして、2Fの防災・減災体験フロアでは、防災グッズを紹介頂き、最後にさらにもう一人、当事者の方からお話をうかがうことができました。
見学後の意見交換会で、1999年の台湾9・21大地震、2008年の中国四川大地震を経験された方がおられたことがわかりました。
そのうちの一人は、今月度の研修内容を知って「つらいことを想い出すのでは」と参加を躊躇ったといいます。
「けれども、この研修を通じて、日々感謝して有意義に過ごす為の心構えと人の温かさを改めて知りました」と。 そして、「参加してよかった」と感想をいってくれました。

奨学生の皆さんは大学院、大学での学びを通じて、将来コミュニティーの中心になることのできる方々です。
センターでの学びをきっかけにさらに考え続けて頂ければと思っています。たいへんお疲れ様でした!

では、参加してくれた奨学生の感想をご覧ください!