8月交流会
8月29日(金)30日(土)で水俣を訪問してきました!
(一財)水俣病センター相思社常務理事の永野三智さんのお世話になり、水俣でさまざまな声をお聴きすることができました。
29日7時40分に新大阪駅に集合。参加者全員、定刻に集まって頂きました。
8時発のさくらに乗車。約4時間の移動の間におはなしをお聴きする方々のことを
さらに知って頂けたらと資料を配布、みなさんしっかりと読み込んでおられましたね。
新水俣駅から君島タクシーさんのお世話になりました。
市内でその日お世話になる小里アリサさんと合流し、お昼は南里さんの貝汁に舌鼓。
そして、小里さんによる水俣FWが始まりました。
百閒排水口、エコパーク、実生の森、魂石を小里さんのおはなしをうかがいながら各所をめぐるなかで、
奨学生たちの顔つきがかわっていったことに気づきました。
水俣の大いなる自然も感じてほしいと連れていってくださったグリーンスポーツ水俣。
そこに残されている自然海岸に下りて、波のおとを聞きました。
その後、杉本肇さんの漁船に乗船し、
杉本さんから水俣漁業のいまをお聴きしながら、
海からの水俣の風景をながめつつ、それぞれが水俣を考えました。
初日の行程を終えたあとは、今日の感想を交換しながらの懇親会。
そこに水俣在住の写真家森田具海さんとその友人、みかん農家の新田さんが加わって頂き、
魅力的なお二人からいろんなおはなしをお聴きできました。
二日目は相思社を訪問し、永野さんのおはなしをうかがったあと、
相思社理事の緒方正実さんからもおはなしをいただきました。
緒方さんから「正直に生きること」の意味を、お聴きした奨学生はそのことを深く考えているようでした。
午後は、元相思社職員の葛西伸夫さんから水俣の歴史をレクチャー頂き、
水俣病歴史考証館の資料を拝見したあと、水俣市立水俣病資料館も見学しました。
緒方さんと別れる際、緒方さんから全員に手渡しで実生の森の祈りの小枝のストラップが贈られました。
そのことの意味はみなこれからそれぞれが考えてくれると思っております。
水俣でおはなしを聴かせて頂いたすべての方々に感謝しております。

