市川国際奨学財団 Ichikawa International Scholarship Foundation

奨学生の声

令和3年10月度奨学生になって

  • Hu Kouzi

    この度は市川奨学財団の奨学生として採用していただき、心より感謝申し上げます。

     私は都市工学を専攻しています。歴史防災まちづくりの研究者を目指して、勉学に励んできました。歴史都市の保護や都市計画に携わるためには、理系の知識や技術のみならず、歴史や文化、そして美学など文系の教養も身に付けなければなりません。また、実際に様々なまちに足を運び、フィールドワークを行うことも重要だと言われています。まちづくりについての知性と感性を育むためには、経済的、時間的余裕が必要です。

     勉強に集中するためにバイトの時間を押さえ、書籍代や講座の受講費、そしてフィールドワークの交通費を貯めるために節約もしてきました。来年から大学院の受験準備も始めるので、さらに出費が増えると予想されます。経済的なことを考えると、暗い気持ちになっていました。そんな時、貴財団の奨学生として採用されたことを知り、安心しました。

     今までの努力を認めていただき、とても嬉しいです。現状に満足せず、精進を重ねていく覚悟です。貴財団の交流イベントは、多様な考え方に接し、自分の視野を広げていく格好の機会だと思います。貴財団や他の奨学生の方々と交流できることを楽しみにしています。

     2019年にノートルダム大聖堂が火事に遭い、一部が焼失しました。被災した大聖堂を前に祈りながら涙を流すパリ市民の映像を見て、人々と文化遺産の絆を強く感じました。私はその絆を守り、次世代に受け継ぐための仕事がしたいです。これからも頑張って勉強していきます。貴財団からいただいたご支援を、将来必ず社会に還元します。

  • LIU ZUAN

    今回市川国際奨学財団より奨学金の受給が決定されたことについて、非常に光栄に思う。自分の日頃の努力が認められ、確実な成果に繋がったとしみじみ実感している。ここでは、大学での学習を振り返りながら、奨学生として果たすべき役割を検討し、今後の目標を述べていく。

    現在専門としている情報理工学は大学入学前から希望していた学科である。しかし、ソフトウエアを作るか、プログラムを書くといったぼんやりとしたイメージしか持っていなかった。実際に大学に入り、専門知識の学習に取り組んでいるうちに、情報の世界には数多くの領域が存在すると分かった。中には、人工知能を用いたデータの解析・加工を対象とするものから、画像・音声といった実世界の情報処理に重みを置いたものまで、本当に幅広い範囲にわたった専門分野がそれぞれの領域で発展し続けている。また、ここ数十年輩出した専門家や研究者たちが努力を積み重ねてきた結果、情報理工学は非常に高度な理論体系及び目覚ましい実用化を遂げつつある。この学問が如何に我々の生活を豊かにしてきたのか、大学での学習を通じてそれに対する意識がますます強くなった。

    学習成果を出すための努力はもちろん重要であるが、奨学生である以上、更に高い目標を目指していくべきである。そこで、積極的にグループワークに参加し、人間関係を構築しつつ、コミュニケーションを深めることにより、着実に自分のリーダーシップや会話力を高めたい。また、率先して様々な新しい課題にチャレンジする姿勢を整え、問題解決やそれに直面する力を身につける。受動的に教わるままではなく、能動的な態度で勉学に励むわけである。と同時に、健康面をおろそかにせず、体の健康やメンタルヘルスに常に留意し、学習と日常生活の両立を図らなければならない。時には遠出でもして自然に親しむチャンスを作り、より充実したライフスタイルを送る。このように、奨学生の身分に相応しい行いを心掛ける必要がある。

    奨学金の受給がきっかけで、大学院へ進学する決意を更に固めた。以前は大学卒業後に直ぐに就職するのか、それとも大学院で引き続き専門勉強の道を歩むのかで、やや悩んだ時期がある。しかし、理系を選んだ以上、レベルの高い課題を解決する経験は極めて貴重であり、今後のためにもなると判断した。慎重に検討したところ、大学院において研究活動を継続することにした。なお、今学期から、大学の研究室に配属された。いずれ自分も一人前の情報技術者に成長し、職場でも研究開発でも自らの力で社会貢献を果たす日が訪れると確信し、いよいよ本格的な研究活動を始めようとしているところである。

    以上の通り、市川国際奨学財団奨学生の採用決定に際し、自分の専門勉強を顧みつつ、今後の展望などをまとめた。改めて、奨学金の受給に心より感謝の気持ちを込め、勉学に勤しみたいと考えている。

  • ZOU JUNYAN

    この度は、市川国際奨学財団に採用いただき本当に嬉しく思います。

    日本に留学に来てから大学で日本人の友達や先生方に色々お世話になりました。この度は貴財団からの援助も受けることができます。私の夢は自分の専門分野のプラズマの運動解明などの研究で制御可能な核融合エネルギーの開発によってエネルギー問題を解決し、社会に貢献することです。

    多くのサポートをいただいて、留学を実現することができました。自分は留学の道でこうして受けてきた数々の支援が自分の動力になって、くじけそうな時は励みになります。支持してくれる人々や貴財団の好意を無駄にしないよう、今後も学業で努力し、社会の役に立てるよう、励んでいきます。

    私の家はそれほど裕福ではなく、家賃や学費を払うことはできますが、参考書を買うとか、趣味を伸ばすことは控えめにしてきました。この度市川国際奨学財団からの援助を受け、理系の参考書や自分が特に興味深いプログラミング、データサイエンスのための教科書は高価で、中古本も時々買えない場合がありましたので、貴財団の奨学金によって参考書も購入できて更に洋書も入手でき、だんだん知識の幅を広げて将来役に立つことができるのはとても嬉しいです。また、自分の趣味である絵画のための絵具を揃うことができますし、今まで参加しなかった絵画の部活に参加して活動ができるようになることをとても期待しています。

    そして、コロナ時期がもう一年半経ちました、大学進学してからずっとオンライン授業が続いて部活も参加できなかった状態であんまり社交も出来ませんでした。自分は特に社交的な人間ではありませんが、コロナ時期で他人と話すチャンスや意見交換の機会が極端に少なく自学自習してきました。この状況が続いて、今後、研究室で上手く同僚と協力できるかとても心配しています。しかし、貴財団の採用で様々な交流会に参加できるようになります。違う国々から来ている優れた奨学生達と話し合って自分の交際力を磨き、将来の学術交流、発表のための素晴らしい経験を積み上げて行きたいです。これも私にとってかけがえのない大切な体験になり、本当にワクワクしています。

    最後に貴財団に奨学生として選んでいただき、心から感謝を申し上げます。

  • 董懿文

    新型コロナウイルス感染が拡大し、様々な劇変を経験している中、インターンシップのシフトを増やすことに考慮していた頃に、貴財団の奨学生になることができた事はまるで干天の慈雨のようでした。今後、仕事を増やさずに、大学の勉強に専念することができます。この度、市川国際奨学財団の奨学生として採用していただいたことに、心より感謝申し上げます。

     貴財団の設立趣旨で強調されているように、「国際交流」はグローバル化にとって不可欠です。グルーバル化によって、加速している社会変遷のように、精神疾患に対する定義も時間とともに変化しています。社会構成主義によると、病気の概念自体が、文化的・社会的要因で変化し、相対的なものとして捉えます。つまり、絶対的な基準はなく、様々な要素により決められます。

    以上のことから、私は異文化交流、精神疾患とその定義の変化などへの関心がとても高いです。 中でも、私が非常に興味を持っているテーマとしては「文化に結びついた症候群」です。文化に結びついた症候群は、文化・社会背景の望ましさ・設定・価値観などにより、疾患に対する解釈が変わります。また、最近の研究から、文化に結びついた症候群の定義とその基準は、グローバル化の促進により消滅されているという討論があります。このことから、異文化交流は心理学の研究にとっては、非常に重要なことだと思います。そして、私が研究したい卒業論文のテーマとしては、違う文化背景を持っている国々の数値を利用して、日本の独特な文化背景に従い、文化に結びついた症候群に入っている「対人恐怖症」を考察したいです。

    貴財団の奨学金をいただくことは、生活面の負担を減少することだけではなく、学術面に投資することもできます。また、他の異なる文化背景を有する奨学生と交流できる場を用意していただき、自分の視野を広げることができます。そして、貴財団からいただいた支援を、今後また違う形で世界に恩返しをしたいです。なりよりも、貴財団奨学生としての自覚を忘れずに、より一層自分磨きに力を入れたいです。

  • 葉陽光

    この度は、貴財団の奨学生として採用して頂きまして心より感謝いたします。この機会は私にとって非常に意義があると考えます。私はこの機会を大切にし、貴財団の支援を活用し、更に努力し期待に応えられるように頑張ります。

     奨学金の結果通知が発表される数日前から、心配し頻繁にメールのチェックをしていました。他から送られてきた一般メールも貴財団の選考結果かと思い、確認するたびにドキドキしました。その緊張は奨学金の結果が実際に来るまで続きました。当日、そのメールの件名は選考結果の連絡と表示されており、メールを確認すると、おめでとうございますと書かれてありました。それを見て、私にずっと重くのしかかっていた肩の荷がおりました。夢なのではないかと思いました。これは本当なのかとも何度も思いました。こんな素晴らしい奨学金をいただけるとは思ってもみなかったことです。奨学金をいただくことも初めてです。私は、高校生のころから、自分に自信がなく、何をしても失敗すると思い、自分を認めることができませんでした。ですが、頑張らなければいけないことはわかっています。努力することで成功できるということを信じています。今回、私を選んでいただいたことは、精神的な面への影響も大きいです。私を信じていただいたことに心から深く感謝します。貴財団のおかげで私は再び自信を取り戻しました。これから勉強や研究にしっかり励みたいと思います。

     私は世界の人が希望に満ち溢れ平和に共存できることを願っています。互いに理解し、助け合い、団結して強大な力を形成し、この力で私達が手を合わせすべての困難に打ち勝つことに有利であり、我々の幸福な生活に役立つと思います。私はいつも人の命がとても短いと感じています。この短い時間に、さらに役に立つ機会を作り、すべての人に更に多くの笑顔と幸福に貢献することが私の願望です。中日友好は、とても重要なことだと思います。日本は先進国で、長い歴史を持っています。中国の文化も長いです。私たちはお互いに理解し、納得したほうが有益だと思います。この活動を通して、私たちアジアの人の考え方の違いを知りたいです。そして、その違いから、何か共通点や理解し合うところを見つけていきたいと考えています。最後に、より良いコミュニケーションを図り、より平和で、より団結し、より友情を深めることに貢献し、意義のある人生を送れるように努力したいと思います。私はスキンケア用品の技術に対して熱心に学んでいます。そのほかに、世界平和に対しても期待しています。そのため、技術の面、社会交流の面でも少しでも多くできることをしたいと考えています。

    貴財団への感謝の気持ちを忘れず、より一層精進して参りたいと思います。

  • 周抑揚

    この度は、市川国際奨学財団奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。

    コロナ禍の中で、両親からの仕送りが減り、そのうえ今は大学院入試に専念し、アルバイトをやめたため、生活費に苦しんでおります。この大変な時期に、市川国際奨学金を頂き、自分と家族の負担が軽くなりました。将来への不安を安らげ、これからも一層勉学に取り組むことができると思っております。

    私はファイナンスのゼミに所属しており、特にアセットマネジメントに興味を持っております。世界経済が停滞する中で、自分の将来は自分で守るという意識が高まり、日本でも、老後の2000万円問題が提起され、注目を集めています。住宅の購入や子供の教育費などは大金を要しておりますが、しっかりと投資をしてリスクをコントロールすれば、問題は解決出来ます。そのためにどうすればいいのか、つまりインヴェストメントが私の研究テーマです。

    将来は大学院に進学し、卒業後はアセットマネジメント業界に入りたいと思っております。競争の激しい道だと存じますが、他人の生活をサポートできる仕事は価値のある仕事であり、自分の知識を使い、このような仕事をチャレンジしたいと思っております。

    最後に、改めて市川国際奨学財団に御礼申し上げます。この大変な時期にご助力を賜り、誠にありがとうございます。これからも勉学に励んでまいります。

  • 朴 智炫

    この度は、市川国際奨学財団奨学生に採用していただき、心から感謝申し上げます。今後の勉学や研究の取り組みをこのような形で評価して頂いたことを大変光栄に思います。

    私は、大学に入学してから早くも3年目になり、残り2年で自分が大学生活をより充実させるためにできることは何か、そして社会人になる前の準備として何が出来るのかを考えるようになりました。入学する前には想像しなかった様々な経験を大学の授業や部活動、アルバイトなどを通して得ましたが、そのなかでもゼミの授業で取り組んだ研究を活かしたいと考えました。

    私は統計学のゼミに所属しています。統計学ゼミでは、各自が決めた課題テーマを設定し、研究結果を発表します。研究テーマを追求しプレゼンテーションすることで、「企業の競争力を高めるビックデータを精巧な分析機術と統計的な意味づける方法」の研究に打ち込むようになりました。

    そのため、情報技術の発達による膨大な量のデータを意味のある資料として解釈できる知識とスキルを備えます。具体的に、観察し仮説を立て、資料を収集する様々な計算道具とアルゴリズムの学問を徹底し、体系的かつ論理的に分析することは力を身につけます。その方法として、計算道具とプログラム言語を専門的に使用できるよう、データ科学に必要な技術に関する書籍を読み、専門科目の講義だけでなく学外授業の講義、さらにフォーラムや講義会に参加する計画です。

    以上の概論学習を徹底した上で、ゼミで研究している成果を存分に発揮できるよう、所属しているゼミで特に力を入れている課題解決型教育やアクティブラーニングの推進を目標としています。その目標を実現するため、マーケティング手法に関するコンペティションに応募しプレゼンテーションする計画を立っています。研究した分野を最大活かすため、仲間と先輩、教授と討論して交流を深めるなど、積極的な姿勢で臨みます。

    最終的に、ビッグデータと人工知能に関する知識とスキルを身につき、世界で活躍できるデータサイエンティストの目標があります。具体的に、データを分析してお客様のご要望にこたえられるサービスを提供し、危機が発生する時には課題を解決できる力を身につけたいと考えます。

    奨学生として採用していただいたおかげで、やりたいことを学び、目標を持ちながら残り2年間の大学生活を送ることができると考えます。この恵まれた環境に感謝し、夢のデータサイエンティストになることを叶えるよう、様々な知識や経験を得ていきます。

    最後になりましたが、激励奨学金奨学生として採用していただき、重ねてお礼申し上げます。

  • 李欣宇

    このたびは、市川国際奨学財団の奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。私だけでなく、家族共々、多大なるご支援を賜り、心より厚く感謝申し上げます。

     私は外国人定住者たちを支えるNPO団体のメンバーになりたいと思います。そして、国籍を問わず、文化的に違う人々がいかに認め合い、多文化共生のまちのつくり方を模索し、外国人住民も地元の一部になれるかを研究したいと考え、日本の大学に留学しています。

    入学してから二年間、私は前よりの日本語力や英語力を一層に向上させ、世界・日本や自国の政治・経済や文化の諸問題を総合的に捉えてきました。音声学・教育学や社会学など広範囲の専門知識を渉猟し、視野を広げた一方、この社会に対する理解も深めてきました。また、来年の春から私は大学3年生になり、応用演習や専門演習に重点を置いて、異文化理解を深めるとともに、「日本人」と「外国人」が総合的に価値観や文化を理解し、日本社会で互いに健全な関係を保ちながら対話を行う社会の求め方を研究していきたいと思います。そして、私は大学の講義で学んだ知識を活用できるよう、学部の博物館学芸員、図書館司書や公認日本語教師などの資格取得にも興味を抱きました。

    しかし、自分が学びたい分野に専念し、全力で勉学に勤しむことができるのは、両親の中国からの経済的援助と外部の経済支援のおかげに他ならないです。現在、新型コロナウイルス感染症の終息が見えない状況に、家計のため日々一生懸命働いている両親にさらなる負担をかけないようになりたいと思います。この状況下、市川国際財団奨学生に採用され、経済的負担が軽減されたため、この一年間に一層自分の夢を叶えよう、勉学に集中して取り組み、充実した大学四年間の生活を送りたいと思います。

    さらに、将来、私は外国人定住者たちを支えるNPO団体に入り、学んだ知識を実社会で生かしたいと思います。従来の外国人支援のNPO団体は生活サポートや日本語授業を中心に活動していますが、今後は国籍や文化の違う人々が認め合い、日本社会で自立できることを重視すべきだと思います。私は地域で外国人住民が地元の人々と対等な関係を築き、早く日本社会に溶け込めるようと手助け、彼らがより住みやすい多文化共生社会の一翼を担い、社会に貢献できる人になれるよう、より一層精進して参ります。

    最後になりましたが、再びご支援をしてくださった全ての方々に重ねてお礼申し上げます。皆様のご厚意を忘れず、ご支援をいただいたことに恥じないように、大学卒業まで二年余の間に引き続き、勉学も研究も、全力を尽くして取り組んでいきたいと思います。

  • 劉瑞芃

    この度、世情厳しき中にもかかわらず、2021年10月から貴財団奨学生として採用して頂きました事に心より厚く御礼申し上げます。

    市川国際奨学財団奨学金の給付に採用されたお陰で、コロナによる経済的な不安などを軽減され、学業へ専念することができるようになっております。私は勿論、家族一同感謝しております。

    そして、これからも初心を忘れずに専門分野の有識者になりたいと思っております。現在学んだ教育学に関する知識を生かして社会問題の対策に取り組み、更に深い領域に進もうとしております。自分の研究と相まって、卒業後に大学院へ進学して日本の研究者若しくは専門分野の有識者と共に教育学に関する学術研究に従事することも目標としております。

    今後は、同奨学金を大切に使わせて戴きまして、専門分野に向けての学習に集中してまいります。将来、自国の教育の推進に努めながら、国境を越えてより多くの人の助けに自分の力を尽くして行きたいと考えております。この度のご支援に重ねて深くお礼申し上げます。

  • 白鑠

    この度は2021年10月度の市川国際奨学財団の奨学生として採用頂き、誠にありがとうございます。

     私は近年のコロナ禍の影響によりアルバイトなどがなくなり、収入が大幅に減少し、また来年には両親も還暦を迎えるので、学費などを捻出し支払ってもらうのが大変な状況にあります。よってこの度奨学金を支援していただけることで、学費や生活費に当てる経済的余裕ができ大変助かります。

     私は現在大学で電気電子システム工学を学んでおり、3回生の後期では通信理論、通信網工学や制御工学などの講義を履修しています。これらの講義は私が将来研究したい専門分野の基礎となり、現在大学で学んでいる知識を生かして、卒業後は大学院へ進学し、IoT技術、無線通信やネットワーク通信技術関連の専門的な知識や能力を身につけ、将来エンジニアまたは研究者として社会に役立つ技術の開発やものづくりに貢献したいと考えています。今年大学3回生からは学業に専念して取り組んで行きたいと考えているので、この時期に市川国際奨学財団の奨学金を受給させていただき大変助かります。市川国際奨学財団の支援を受けることで学費や教材費に充てる費用の負担が減り、集中して学業に励むことができます。また、工学、特に通信分野ではパソコンが必要になってくるので、もし学費や生活費に余裕ができたらノートパソコンなどを購入し大学の講義や実験、4回生になった暁には卒業研究などの際に役立てたいと考えています。

     市川国際奨学財団の設立趣旨として、日本がアジア諸国との交流を深め、相互理解の促進に寄与することを国際的役割として志向するべきと考え、国際友好親善及び人材の育成に寄与するためアジア諸国の留学生に奨学援助を行っていると伺い、とても感銘を受けました。私もこの支援活動を受けたことを貴重な経験として心に銘じ、将来日本で留学し学んだことを生かして国際的な研究開発などに携わり、自国のみならず日本やアジア諸外国の社会へ貢献したいと考えています。

     最後に、この度市川国際奨学財団の奨学生として採用していただいたこと、改めて心から御礼申し上げます。この支援を受けることで学業に専念できるので、将来の目標のために一層励みたいと思います。また、この1年を通して他の留学生たちと交流活動を行うことを非常に楽しみにしています。

  • ZHOU YANG

    私は一昨年の6月に日本の東京に来ました。その頃ではまだ日本語学校や塾で勉強し、激しい受験戦争の中で争っていました。東京での1年間で数々の試験を経て、幸運にも大阪大学に入学することができました。当時の私にとって、大阪は新しくて馴染みのない街でした。昔から、大阪の人は人情味があって、付き合い方が中国人に似ていると聞いていたので、大阪への憧れでいっぱいでした。大阪に来ていつも気になっていたのは、東京と大阪の比較です。驚いたことに、日本の2つの大都市、東京と大阪は、街の雰囲気の面でも人文文化の面でも全く異なっていたので、私は間違いなく日本にさらに興味を持ちました。そのため、大学の最初の学期には、日本人学生と積極的に友達になり、大学のさまざまな部活やサークルに参加しました。しかし、春夏学期を終えて、日本の若者とコミュニケーションをとる上での大きな問題を発見しました。それは、日本の若者がよく使う若者言葉やネット用語などは、私が何年日本語を勉強しても、日本語の教科書には載っていないので、全く理解できませんでした。これは、ほとんどの留学生が抱えている問題だと思います。日本の若い人たちと積極的にコミュニケーションをとることで、彼らとのコミュニケーション能力を少しずつ高めていくことができるのではないでしょうか。しかし、春夏学期の半年に日本の若者と交流して、日本語の会話能力が飛躍的に向上したにもかかわらず、わずか2ヶ月の夏休みで、私の日本語の会話能力は元に戻ってしまいました。それは、夏休みに中国人の友達と遊んでいて、日本語であまり話さなかったからかもしれません。そのため、頻繁に日本語で話し合いすることも大切だと思います。したがって、今回市川国際奨学財団奨学生に採用されることで、今後貴財団が主催する様々な交流会などの活動を通じて、日本語のコミュニケーション能力を高めることを目指しています。

    また、私は将来、社会に役立つ化学の研究者として活躍したいと思います。特に「分子マシン」という分野について取り組みたいです。現段階では、分子マシンの研究はまだ未成熟であり、新しい分野です。しかし、分子マシンという分野に2016年のノーベル賞が授与されたことは、同時にこの分野の将来が今後注目されることを意味すると考えられます。分子マシンは医療や薬学や材料科学などの様々な分野に役立つと思うので、私は分子マシンに非常に興味を持っています。しかし、化学の研究者になるためには、大学院は無論、博士課程にも進学する必要があり、学部から様々な専門知識をしっかり身に付け、研究力や社会力も培わなければなりません。これから、貴財団からもらった奨学金を学業に役立つため、より一層頑張ります。

    市川国際奨学財団奨学生に採用されて感謝の気持ちでいっぱいです、目標に向かってこれからも地道に努力を積み重ねて行きたいと思っています。

令和3年9月度修了するにあたって

2021年9月修了生

  • Amaya-Rose De La Cruz Teope

    Sheryl Sandberg, a successful business executive once said, "Owing one's success is key to achieving more success." This month, I resonate closely with her words as I celebrate my graduation from MBA studies and commemorate my last month as a scholar of Ichikawa Foundation. I owe each of my successes during my study at Doshisha University to this respectable foundation.

    During April last year, I was honored to be one of the recipients of the foundation's scholarship. Through the support of the scholarship, I was able to continue my studies comfortably and increase my focus on learning. This was especially helpful in the difficult times of COVID-19. I was able to work on my thesis about Japanese domestic wellness tourism in Japan during COVID-19. With the focus I was able to put in my work, my thesis was acknowledged by one of the university's projects, the All Doshisha Research Model, and will contribute to one of my professor's research papers regarding tourism in Japan in COVID-19 era. I was also able to continuously maintain my grades to a high standard, and have completed my degree with a 4.3/4.5 GPA. Apart from this, I was also able to do my best in job hunting, and have successfully received two unofficial job offers from companies based in Japan. I believe being an Ichikawa Foundation scholar played a big role in the achievement of these successes-- the foundation's investment in my future has allowed me to pursue my potential, both personally and professionally.

    As I complete my time as a foundation scholar this month, my heart is filled with gratitude to the foundation. I'm sure that it has also been difficult for them in this pandemic situation but they still provided their utmost generosity and support to the scholars. Because of the opportunity they have provided me, I believe I can move forward from my studies and achieve further successes in my future career.

  • 張 小琳

    2020年10月に私は市川国際奨学財団の奨学生として採用して頂いてから1年間が経過しました。奨学生を修了するにあたって、この1年間にずっとお世話になった市川国際奨学財団に深謝の意を表したいです。貴財団のおかげで、経済的な負担がなくなり、勉学に専念できました。

    学校からの通知を受けて、採用されたことを知った時の感激の気持ちは昨日のことと同じように頭の中ではっきり覚えています。自分のこれまでの成績や、努力などを認めてくれた貴財団への感謝の気持ちを持って、私はその時心の中に「さらに努力して、この栄誉にふさわしいようにする」という決意をしました。そこで、私は今までと同じように学業に専念するだけでなく、英語や資格の勉強にも積極的に取り組んでいました。

    しかし、新型コロナウイルスの影響で、学校の授業がオンラインになり、大学生活だけでなく、日常生活でも他人と交流する機会が少なくなりました。人間というものは世の中に合わせて生きているうちに、いつのまにか、自分を見失ってしまうことがよくあります。特に、両親に離れ、独りぼっちに他国で勉強している留学生にとって、周囲の環境に影響されやすく、孤独と戸惑いを感じていました。

    この時、貴財団は私たちのために面談と交流会の機会を提供してくれました。勉強や留学生活の不安を話すことができ、自分の研究や興味のあることも共有できました。特に、交流会は多くの優秀な奨学生と一緒に交流できてとても楽しかったです。その中で、私は「留学生の多言語」というテーマに共感しました。日本語を勉強する前に、親戚や友達に「なぜ他の言語を勉強したいですか」と聞かれたことがよくあります。私から見れば、他国の言葉を勉强することは、他国の文化を知るための一つの鍵であるだけではありません。言葉が人の考えを形作ることを感じたからです。社会の発展には活発な考え方と多様な言語が不可欠だと私は思います。私たち学部生はこのプレゼンテーション大会の主役ではなかったですが、多くの大学院生の発表を聞き、自分の質問や感想を話す機会があって、本当にいい勉強になりました。また、人文、歴史、生物や化学など、先輩たちの研究内容はそれぞれ違っていますが、最も分かりやすい言葉で彼らの研究内容を解説してくれました。プレゼンテーションを聞いているうちに、自分の視野を広げるだけでなく、発表の仕方も学びました。交流会で先輩たちから学んだことを今後の自分の発表に生かしたいと考えています。

    自分の大学の生活はまだ最後の半学期が残っています。短い時間ですが、貴財団とのご縁で大学生活がより充実し、多彩になりました。これから社会に入ると、私も財団で学んだことを活用して、自分の力を尽くして社会に貢献したいです。この一年間、本当にお世話になりました。誠にありがとうございました。

  • 孫卓凡

    いつの間にか奨学生として一年間が経った。去年10月からコロナの一年間であった。この一年を振り返り、奨学金をどのように有意義に使ったのか、毎日をどのように過ごしたのかを考えたい。

    当初奨学生に採用された時に考えたことを見て、本を読むことが最初にきた。実際はお金を使って本を買うことがあまりなかった。ほとんど図書館で読みたい本や雑誌を貸したり、そこで読んだりした。特に、コロナ禍で「新建築データ」をオンラインにより無料で活用した。

    多くの建築を知ったり体感したりするために、日本で実地に行きたかったが、コロナで行けなかった。しかし、このことについて他の方法で意外に実現したといえるかもしれない。それは個人的な事情で5月に中国に帰ったことである(財団に連絡なかったことに申し訳なかった)。あの頃中国ではコロナが収束しそうなので、私は短距離旅行を何回かしたことがある。そのおかけで様々な建築物に近づける機会があった。そのほか、実家に新しいランドマークが出てきて、案外おもしろかった。

    専門の勉強の中に私が一番気になったのは設計課題である。課題を完成させるために製図や模型をしっかりやらなければならない。そのため製図道具や模型材料に使った費用がかなりかかった。しかし奨学金のおかけで、そんなに負担にならなかった。

    三年生になった後、勉強のストレスが急に大きくなった。たくさんのレポートや課題、自分がやりたい英語の勉強など。またコロナ禍により1人でいる時間がすごく多くなったこと。そして気持ちが落ちる状態になりやすくなった。それに回復に時間もかかった。自分がいる環境(場所と時期)もう決まっているから、環境自体を変えるか、自分が何かをやって落ちた状態から出すかどれをやった方がいい。今の私はそれらを試している。

    前回の交流会に参加して、他の奨学生と交流ができてよかった。院生たちの近況を聞いて、みんなが研究や論文に忙しいそうである。市大の建築学科では三年生後期に研究室に入るそうなので、今夏休み中に一息つくところである。

    後期に入ってから、私は建築の計画の方向に進もうと思っている。コロナの前に大学院に進学し、日本で就職するつもりであったが、今は世界の情勢が不明なので将来的にどうなるかを決められない。

    ただし、進路はどうなるかを別にして、財団奨学生を修了するにあたっても、後期が始まる際にしても、今の夏休みの時間帯が重要になる。奨学生としての収穫、三年生としての覚悟などいろいろ考えなければならない。

    今回の夏休みに久しぶりに実家で過ごしたことは偶然であるが、自分自身は嬉しかった。同級生や友達の都合がよくなくて退屈な日も少なくなかったが、心理学系の本を読んで1人で充実した生活を送れるようになっている。自分でもよかったと感じる。

    コロナ禍で、他の奨学生と触れ合うチャンスが制限され、新しい出会いができることが難しいことに、とても残念に思っている。しかし、これからOGとして財団と関わる可能性があることを聞いてまた楽しみになっている。

  • 陳実

    2020年10月から2021年9月の一年間、市川国際奨学財団の奨学生として奨学金を受給させていただきました。財団から奨学金を支給していただいたおかげで、この一年間はアルバイトをせずに学業・研究に専念することができました。心から感謝申し上げます。

    財団に採用された瞬間はとても感動的で、今でも鮮明に覚えています。2020年4月に3回生に進級してから、僕は様々な財団の奨学金に出願しました。しかし、大学からの推薦枠を勝ち取ったことは数回もあったものの、財団審査の段階で一歩届かずというシナリオが続きました。そのため、ようやく市川国際財団に採用されたと学科事務室からメールが届いたときはとても感慨深かったです。

    この一年間は僕自身にとってもとても大事な一年間だったと、今は振り返って思います。2020年10月から始まった学期は3回生後期で、時間の余裕ができたおかげで、自分の興味のある情報学関連の専門授業をたくさん履修することができました。その中の機械学習という講義で現在所属している研究室の先生に出会い、今後はコンピュータービジョンの分野で頑張っていくことを決心しました。そして春休み中の研究室配属では希望通りにこの研究室に配属されました。3回生まで授業しか受けたことがなかった僕には「自分は研究に向いているのか」という葛藤がありましたが、2021年4月から始まった研究室生活がとても充実していたおかげで、その迷いが少し解消した気がします。今は「博士号を取得し、コンピュータービジョン分野で活躍する研究者になりたい」と胸を張って言えるようになりました。この過程の中でも、財団に経済面を支えてもらっているからこそ研究に専念できるありがたみを切実に感じます。

    財団の方々、そして他の奨学生には面と向かって会えなかったのはとても残念でしたが、数回のオンライン交流会を開いていただいたおかげで自分と似たような目標に向かって頑張っている人々がいることを知り、とても励みになりました。短い一年間でしたが、今後もOBとして財団の活動にかかわっていきたいと思います。

  • 張雲貝

    2020年10月から2021年9月(期間)の間、市川国際奨学金の奨学生として採用していただき心から感謝を申し上げます。この一年間、奨学金を頂いたおかげでコロナ禍という非常時の中でも、私はとても有意義に過ごせたと考えています。しかし、コロナ禍の原因で交流会が開催されず、財団のスタッフや奨学生の皆さんと顔を合わせて交流できなかったことはとても残念でした。

     頂いた奨学金はこの一年間全て家賃や食費、学習本の購入などに使いました。おかけで、以前バイトをしていた時に比べ、より多くの時間を学業に専念することができました。また、コロナ禍という不安な時期にバイトなどによる感染リスクを控えられ、とても安心して学業に励むことができました。

     短い一年でしたが、誠にありがとうございました。市川国際奨学金の修了生として、日中の架け橋となる存在であることという願いを忘れず、これからもOBとして皆ざまのご活躍を応援しています。本当にありがとうございました。

  • Su Hang

    I would like to thank the Ichikawa International Scholarship Foundation for the generous financial aid I have received in the past year and for having the opportunity to attend meetings with the other brilliant scholarship recipients.

    I could still remember the excitement of seeing that email telling me I have been chosen as a scholarship recipient. This life changing-news came at one of the lowest moments of my life and saved me and my family from more debt. The pandemic had forced us to a point where I couldn’t afford to continue school in Japan anymore. There are no words to show how much gratitude I have for this generous scholarship foundation.

    In the past year, I had the opportunity to travel and go to many cultural facilities. Before receiving the scholarship, my days were only of school, work and home. I have only lived in two big cities in Japan and all I knew about Japan were from books and those around me. From my trip to Tottori and Wakayama, I got to witness and experience the daily lives of people who lived in the countryside. Going to the local landmarks like Tottori Sand dunes and Sandanbeki and see the magnificent sceneries. I went to the Tottori Sand Museum to see the Czech and Slovakia themed exhibition, the Sandanbeki Dokutsu Cave to see the rushing waves and the Shirahama aquarium of Kyoto University. All of these I couldn’t have dreamed of experiencing if it wasn’t because of the scholarship that I have received.

    With the help of the scholarship, I have had significant improvement in my grades. Even during the pandemic, I could spend less time worrying about financial burdens and focus more on school activities. My grade point average increased by 0.3 in the last semester and achieved my highest grade since entering university. Throughout the year, I took off some hours from my part-time job and lived a life more like a normal university student. I only could have achieved this because of the financial aid from the scholarship foundation.

    Apart from economic aid, I am grateful for the opportunity to attend meetings with the other scholarship recipients. As I am considering applying for graduate school, this gave me the chance to learn about what kind of academic research graduate and doctoral students conduct and some of the difficulties they come across during their research. As a third-year student in university, I am still trying to find what I want to research in and this gave me some insight.

    Once again, I would like to show my deepest appreciation for all the help the Ichikawa International Scholarship Foundation has given me and hope that one day, I could also be of help to those in need.

  • 孫 赫陽

    2020年10月からの1年間、市川国際奨学財団の奨学生として奨学金をいただきまして、心から感謝を申し上げます。

    貴財団の奨学金支援のおかげで、経済的な心配なく勉強と大学生活に専念ができ、余裕のある生活ができましたので、大変助かりました。今年はコロナ禍で、例年のように多くのイベントがありませんが、財団は数回のオンライン交流会を組織しました。この機会に私は他分野の専門知識を知ると同時に、多くの思考を引き起こしました。数十年前に日本に留学に来た先輩は自分の留学経歴を私に共有することによって、財団の支持を得て学業を完成させることができたということは、とても貴重な機会と思います。

    この一年で財団の助けがあって、もっと勉強に力を入れることができます。だから、自分の専門に基づいて環境科学及び地域再生二つの副専攻も取っています。将来もきっとこれらの知識を学んで役に立つことができて、環境のために貢献します。現在、私の所属する研究室では宇宙から放射される電波を観測するための高感度、高効率的観測電波望遠鏡、およびそれに搭載する高性能受信機の開発を行っております。今までの三年間の大学生活の中で私はとても迷い、自分の人生の方向性がよく分かりませんでした。一方は広大な宇宙を探求するという夢、一方は卒業後大人として生活に必要な仕事の現実です。しかし、研究室に入ると、先輩たちの忙しい姿に一年間の勉強の後の成長を見ましたので、私にはもう迷いはないです。しかし、まだまだ知りたいこと身につけたい技能が多くあって、たった1年間では不十分であると感じたので、宇宙物理学研究室に進みたいと思いました。将来はソフトウェアやハードウェア両面からより高感度、高効率的観測可能な電波望遠鏡を開発して、宇宙観測に尽力します。

    コロナウイルスの影響で、直接感謝の気持ちを伝えることができませんでしたが、ご支援いただいた市川国際奨学財団に心より感謝しております。これからも大学院で引き続き勉学に励みます。

  • 李 侑庭

    2020年10月に市川国際奨学財団の奨学生としてご援助をいただきはじめてから1年が経ち、2021年9月の現在、もう修了を迎えることになりました。貴財団の奨学金支援のおかげで、経済的な心配なく学業に専念でき、様々な経験をさせて頂きました。このことについて心から感謝の気持ちを申し上げます。

    貴財団から奨学金を受給したこの1年間、最も充実した学生生活を送りました。コロナ禍により、ずっと働いていたアルバイト先が閉店したり、シフトが多く削られ来月の家賃を払うことが難しくなったりした時もありましたが、貴財団から経済的支援をいただくことで、アルバイトは減らし、学業と就職活動に専念することができました。その結果、4点満点の3.94点という優秀な学業成績を出し、就職先も早い段階で第1志望であった大手企業に決まりました。

    交流会と研究発表会がオンラインで開催され、対面で皆さんとお会いすることができず、本当に残念でありましたが、交流会で様々な出身の奨学生が現在研究していることについて語ってくださり、みんなで社会的問題について討論することもでき、とても楽しく貴重な時間でした。

    市川財団の奨学生はこれをもって終了することになりますが、これからはOGとして活躍していきたいです。コロナ禍により奨学生としての活動がうまくできなかった分、今後開催される交流会に参加させていただき、後輩となる次の奨学生とOGとして交流しながら、貴財団への感謝の気持ちを伝えていきたいです。1年間、本当にありがとうございました。