平成28年10月度奨学生になって
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王 慧
日本で留学している中国人はみんなお金持ちだと思われていますが、私の家庭は日本語学校の学費を出してくれることだけで精一杯だったので、日本に来て以来、せめてこれ以上父と母に負担をかけまいと思い、また私が稼ぐことで、家庭を支えたいと思い、学業に支障をきたさない程度にアルバイトに励もうと決心しました。
しかし、アルバイト、学業、部活を両立させることは思った以上に難しく、勉強の時間とアルバイトの時間を確保するため、大好きな部活も退部せざるを得ませんでした。また、中秋の明月祭などといった中国文化を日本人に理解してもらうためのボランティアや外国人に日本の文化をもっと理解してもらえる大阪留学生ネットワークのボランティアもしていたのですが、その活動も減らしました。
ところが、市川国際奨学金をいただけば、経済的な問題が解決し、留学の本来の目的である外国語の学習やボランティア活動にこれまで以上に時間をあてることができます。そうすることで、より多くの他国の方と接触する時間が増えます。異文化の刺激を受け、理解を深めて、また自分の研究とボランティア活動に生かしたいと思います。文化交流の中にある様々な摩擦を減らし、無くすことで、国際社会において何か壁にぶつかってもただ避けるだけではなく、それを乗り越える事で、成長を楽しめる人になりたいと考えています。
お世話になるこの一年間、悔いなく思う存分に今立ち上げしようとしている文楽のイベントのボランティア活動に参加したいと思います。そして、自分の異文化交流及びバイリンガル教育にもっと専念することでビジネスで使える日本語能力や社会人の教養もしっかり身につけて、社会に出ても恥ずかしくない大人になりたいです。
今まで、経済的な問題のせいで、生活費を稼ぐために多くの時間を割いてきました。自分の事で精一杯で周りに目を向けられていなかったと思います。これからは自分のためではなく、周りの人々のために努力できる人になりたいと思います。
最後にもう一度市川国際奨学金にお礼の気持ちを申し上げたいと思います。ありがとうございます。
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王 心宇
この度は、市川国際奨学財団の奨学生として採用して頂き、誠に感謝致します。奨学金は、学費と生活費として大切に使わせていただきます。お陰さまで、学業と課外活動を両立できるようになり、充実な日々を送りたいと思います。今後も研究に頑張りながら、異文化交流などの活動にも精一杯頑張って行きたいと思います。
私は今まだ研究室に配属されていませんですが、学部では有機化学、物理化学、分析化学、統計解析、情報処理など幅広く勉強しました。その中で物理化学と有機化学に興味を持ちました。そして今化石燃料の枯渇問題、地球温暖化問題などが重なり、その解決手段の1つとして太陽光発電は重視されています。そのため、化学、物理、統計解析、情報処理などの理工の基礎知識を統合し、今後の研究分野について、新型有機太陽電池の開発を研究したいと思います。将来、大学院に進学し、研究者になりたいと考えています。
また、今回市川奨学金をいただいて、より一層研究に専念できるようになるだけではなく、財団の交流活動で他の奨学生の方との交流も大切な経験だと思います。同期の奨学生たちは自己紹介で皆が色々な研究をしっていると知ってきました。皆はそれぞれ違う分野の研究をしているのため、他の研究に接するのできるチャンスだと思います。これから仲良くなっていきたいと思いました。
最後に、繰り返しになりますが、私を市川国際奨学財団の奨学生として採用して頂き、本当に有難うございます。皆様のおかげで学業に専念できることに感謝しています。今後も市川国際奨学財団の奨学生としての誇りを持ち、大学で研究者としての素養を磨き、社会に対して貢献できるような人材になれるように、努めて参りたいと思っております。
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陳 月
この度は、市川国際財団奨学生として採用していただき、心より感謝を申し上げます。いただいた奨学金は、授業料と生活費、及び勉学に必要な参考書の購入に使わせていただきます。
市川国際財団奨学金のお陰様で、学業に集中することや、両親の負担を軽減することでき、大変幸いに感じるとともに、大学生活の送り方を時々検討しつつ、社会に責任を持っていきたいと思っております。
私は現在、薬学部二年に在籍しており、丁度専門科目が増えてきて、専門分野の実態に望む時期です。私には将来、発展途上国における医薬品開発に貢献したいという夢があります。また、その中では特にワクチンに注目しております。
薬学部での勉学を通して、現在、アジア・アフリカ諸国では急速な人口増加に伴い、医薬品の需要が拡大している現状を知りました。しかしながら、こういった国々での医療への意識、認知度、及び研究レベルはおそらく高いとは言えません。一方、医薬品開発を盛んに行っている先進国では、研究費などのリアルな理由で、途上国の国々に確実に支えることは難しいです。しかも、2014年の西アフリカエボラ出血熱流行のような、一、二例の患者から全世界まで及ぼす事件はグロバール化の波に乗って、今後、再び出てくる恐れもあります。なので、このような現状や、問題の内因性を認識しながら、解決に向けていくのが、大学で高等教育を受けている私たちの責任だと思っております。
この思いを抱き、私は大学入学以来、日々の勉学と英語系の部活と両立して取り組んでいます。休暇時間には大学で化学系研究室のインターンにも参加していました。次の二年間に、実際にアジアやアフリカの途上国に見学にいきたいと思っております。
末筆ながら、重ねてお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
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李 豪
「癖無き人と交わるべからず。その深情無きを以てなり。疵無き人と交わるべからず。その真気無きを以てなり。」私はいつもこのことばのように、慣れ合いをせず、自分の素直な発想と他人にはない経験で人々に率直に向き合って来ました。その性格で胸を張って我が友といえる人はできたが、人を疎遠したことも少なからずあります。そのような私を奨学生として認めてくださり、感激の気持ちと心強い気持ちでいっぱいです。改めて感謝を申し上げます。
この地球で育った生物と文明を、地球に留めるのではなく、他の星に広げたい。私は昔から火星にヒトを含めた地球生物の生息地を作る夢を持っていました。高校時代、偶然にサハラ砂漠の熱風、海水、日光を駆使し、砂漠を緑地化するプロジェクトを知ったことがきっかけで、大学に入って生物のことを勉強し、今まで作物が植えられなかったところに対応する生物を作ろうと決めました。私は小さい頃から日本の文化を好み、且つ日本の生物研究は中国よりはるかに先進しているので、私は日本に留学すると決意しました。
留学前に、大学レベルの生物学を独学しました。しかし、京都大学に入ってからは、私は合成生物学大会に出場する京大のチームiGEM Kyotoの一員となり、一人ではできなかった研究も経験しています。また、世界のトップ研究拠点iCeMsで最先端研究をする人々と関わりながら、生物の研究をする上で出会う困難と喜びを沢山知りました。
私は親の援助を受けられないので、海外で自分の成果を発表すること、専門書を購入すること、語学試験を受けることさえも経済上困難でした。奨学生に採用されたことで、私は更に自分の研究に集中でき、自分の成果を人々に伝えられるようになったと思います。市川国際奨学財団の恩恵を忘れずに、私は自分の夢にも、深情と真気を込めた人間同士の交流にも、励んで参ります。
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劉 威
この度、奨学生の一員としてお選びいただき、誠に光栄だと思います。そして、心から感謝を申し上げたいと思います。
私は大学で土木を学んでいますが、土木とざっと一言で言ったら、トンネル、橋、海岸建設、インフラ整備など人々は生活を満喫できる為の分野だと思われがちですが、実際、力学、計算工学、土質研究、水文学、熱力学など更なる基本的な研究も含まれています。私は、四回生になったら、できれば流体のシミュレーションについて研究したいと思っています。水の流れ、血液の循環、昆虫の飛行の仕組みだけではなく交通計画にも応用できる可能性があります。
先日、ノーベル賞を受賞した大隅良典先生がおっしゃったように基礎を重宝するのが大事だと、私もそう思っています。流体自体の仕組みを解明することが出来たとしても、直ちに応用できるとは私は思いません。それをベースとして後何十年以上の時間をかけなければ次世代の応用にはなりません。なので、どうか暖かい眼差しで見守ってください。
少し遠い話になってしまいましたが、申し訳ありませんでした。改めて感謝の気持ちを申し上げます。
この度、本当にありがとうございます。これからも頑張っていきたいと思います。
修了するにあたって
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黄倩雯
平成二十七年度の市川国際奨学財団の奨学生として、採用されてからもう一年間になりました。本当に「光陰矢のごとし」と感じいたしました。財団はこの一年間に生活を経済的に助けることばかりではなく、日頃も何かとお心をお掛けいただき、本当にありがたく厚くお礼申し上げます。
私費留学生としての私には、留学することでむろん家族からの支援も欠かせませんが、日本の大学の学費や日本での生活費は小さいの金額ではないので、色々大変でした。しかも父は身体検査の時で、癌が発見され、治療の方面にも、私の生活費と学費の方面にも大金がかかり、本当に大変でした。奨学生となれたおかげさまで、家族の負担が減らせて、私のアルバイトの時間が減らせて、生活に悩みがなく、勉強に専念することができ、誠に感謝いたします。また、市川国際奨学財団は、私の留学生活に経済的に助かることはもちろん、国際的な交流や理解など貴重な活動を経験させて、本当に大変有意義でした。市川国際奨学財団の活動を通じて友達もできて,財団のみなさんとの交流もできました。みなさんの研究分野がそれぞれ違うけれども、交流活動を通して、同じ社会に「奉仕の精神」という目的を持っていることがわかり、大変楽しかったのです。そして、財団の活動のおかげて、みなさんと一緒に原爆ドームや広島平和記念資料館や宮島など多くの場所を訪ねることにより、人間性そして自然の織りなす多様性の素晴らしさをより豊かに感じられるようになりました。それで自分が研究している日本近代文学を向上させるため、新たな知識を学んだことは,以前よりも確信でき、今後も日本近代文学の研究を進める上で新たな方向性について視点を広げるのに役に立つと思っています。
この一年間の応援のおかげで、生活に悩みがなく、勉強に専念することができました。また、色々な活動に参加できたおかげて、充実した生活を送っておりました。一年間の奨学生活は短いですが、私の人生にとって大きな財産になると思います。奨学金生活が終了しても、私は市川国際奨学財団の奉仕精神というものは忘れることができません。研究に取り組みながら、社会貢献し活躍をしていきたいと思っております。また将来、中国に帰って、懸け橋として中国と日本の相互理解や友好を深めることを目指し、努力していきたいです。
一年間、ご支援をいただき、誠にありがとうございました。これからも頑張りますので、宜しくお願いいたします。
(平成28年9月修了) -
阿 丹
2年前の私は市川奨学金財団のご支援をいただきました。振り返って見ると、この2年間、足りない部分もありますが、自分なりに有意義な充実な学生生活に学業にと全力を尽くすことの出来たのは、市川財団の奨学金のおかげでした。本当にありがとうございました。ほぼ2か月一回の市川財団交流会は多彩多様でした。工場見学、ハイキング、お菓子作り、修学研修、新年会など。毎回毎回、念入りに用意していた担当者の方に、ここで心から、「お疲れ様でした」と、「ありがとうございました」と言いたいです。
交流会で学校以外のいろいろな日本のことを紹介していただくだけではなくて、意気投合の友達にも出会いました。私は博士後期ですから、そこで年頃の友達と出会うのは思わなかったです。多くの皆さんは遊ぶ年ごろ、元気いっぱいの子たちで、よくおとなしいと言われた私にも活力を与えます。奨学金のOBさんも時々に交流会にいらっしゃいます。就職しているOBさんはとても親切で、保留なく職場のいろいろとおしえていただいて、本当に参考になれます。私は今年10月にいよいよ博士卒業です。
卒業後、新たな社会人人生の一歩を踏み出します。日本での就職を心配している私は不安がいっぱいですが、期待に胸をわくわくしています。私の専攻は環境エネルギーで、勉強できた知識を現場に応用して、環境汚染を最小限に、より良い自然環境を作りたいです。私の母国はいまとても深刻な空気汚染に苦しんでいます。子である私はため息をついて、気が付かないでそのままにするにはできません。それは、環境問題は全人類に直面しなければならないのです。空気、水、土壌すべての環境要素は同じく重要です。博士前期から水汚染の浄化を中心に研究している私は、日本の先進的な水浄化技術にいたく感心しています。
そのため、日本へ留学を目指しました。卒業後、日本で就職するのは勉強できた知識を活用するだけではなく、恩返しにもしたいです。教育の場を提供する大阪大学に、知識を伝授する教授に、2年間相変わらず支えて下さった市川財団に、親切にして下さった日本人の方に、ご恩と感謝の気持ちを伝えたいです。私の目標は貴重な水資源を後世まで末永く守り続けるのです。この目標は簡単に言えるけれども、決して一人の力で簡単に達成することではありません。
しかし、有意義な人生には高い目標が必要です。目標を目指して、力を尽くして、少しずつ前へ進んで、同じく目標の皆さんと一緒に努力しようと思います。私を支えて下さった皆さんへのご恩と感謝を忘れず、市川財団奨学金を受けた者として恥じずかしくないよう、より一層精進して参りたいと思います。
(平成28年4月修了) -
高 姃鉉
二〇一四年四月から貴重なご縁になり,二年間を財団所属の奨学生として,日本での生活を日々楽しく送ることができました。生活や経済的な面でもご支援いただきましたが,市川財団では学生間の交流にも気遣いをしてくださいました。財団の中では学校とは異なって,誰もが外国籍を持っているという共通点もあり,留学生活の悩みなども互いに相談し,大切な関係を結んでいくことができました。
新しい環境を受け入れ,関係を結んでいくことにあたって,期待感とともに生まれるのが不安感であり,二つの感情が入り交じっていました。最初はどうすればいいのかわからないこともたくさんありましたが,財団の先輩は留学生活の先輩にもなるのでアドバイスをしてもらい,財団には自分の専攻分野だけではなく,様々な分野の奨学生が集まり,普段接することのない話を聞くこともでき,それもひとつの楽しさで大変勉強になりました。
二〇一四年五月の「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」を訪問して以来,財団では様々な経験ができるようにご準備してくださいました。直接触れ合う体験も,体験が終わった後の交流会も私にとっては大切な時間でした。財団と学生で終わる関係ではなく,財団所属の学生と学生の間にも新しい関係をつくっていくことができ,様々な次元でもご支援をいただいていました。特に,思い出として残っているのは「防災未来センター」や「広島」見学の後の意見交換の時間です。「他人の立場になってその人を理解する」時間を持つというのは,一人ではなかなかできないことであるからです。何よりも財団を通じて,人生をともに歩いて行く友だちができたことに,感謝を伝えたいと思います。
『かもめのジョナサン』で有名なアメリカの作家リチャード・バックは,『イリュージョン』でこういう言葉を残しました。「Don't be dismayed at good-byes. A farewell is necessary before you can meet again and meeting again. After moments or lifetimes, is certain for those who are friends.」これからは今までのように頻繁に会うことはできないと思われますが,これが最後ではなく,また新しい関係への始まりだと思っております。別れがあるからまた会うことができるのでしょう。
(平成28年4月修了) -
孫 佳儀
市川国際奨学財団に大変お世話になりまして、ありがとうございます。この2年間、奨学金をいただいたことだけではなく、いつも交流会があって、他の大学の奨学生と交流したり、情報交換することができました。また、普段に見学する機会がないが、財団のおかげで、さまざまな工場や施設に訪れまして、勉強になりました。
今は4回生で、今月卒業予定で、4月から大学院に入ります。研究室が変わらなくて、課題も変わらないです。今まで力を入れた課題を続いて深く研究します。 研究室に入ってからの1年間は、微小量の物質を検出するために、分析デバイスであるバイオセンサーの開発について、勉強しながら、実験を行いました。今の時点では、バイオセンサーを成功に作製しました。 最近は卒業論文の時期で、毎日論文を中心としています。今月末提出してから、実験を再開すると思っています。今後の実験は、作製したバイオセンサーを用いて、その表面の抗原抗体反応を起こさせ、微小量の物質の検出を行う予定となります。
今までの実験はデバイス作製なので、装置をよく使ったが、試薬試料にほとんど触れていなくて、化学より物理の雰囲気が濃いと思っています。しかし4月から、化学試料をよく使えるようになって、楽しみにしています。実験で自分作製したデバイスが確かにバイオセンサー機能が付くことを確認し、バイオセンサーとして用いることが期待される。来年は就職活動を始めようと思って、日本で自分の専門 (化学)を生かす仕事を探したいです。今先輩の就職の忙しい姿を見て、自分のやる気も出てきました。今年は非常に重要な一年で、来年の就職活動に専念できるように、今年は必ずはやく進んで実験しなければなりません。加えて、実験の同時に、大学院の授業もいっぱい受けないと来年は大変になると思います。
また、3月から英語を教えるアルバイトを始めて、自分に対して新しいチャレンジになります。学生さんに教えることで、自分も英語の能力を高めたり、いろいろな人と出会ったり、社会に入るために準備しておきます。社会人になったら、将来はどうなるかはまだ考えていません。現段階の目標は日本での就職です。化粧品や薬品などにかかわる職種に興味を持つし、自分の専門を生かすことができるので、このような会社に入りたいと思います。
受奨以来、毎月お金の支援をいただいいて、授業料や生活費の負担が減らしまして、深く感謝します。財団のおかげさまで、充実なまいにちを過ごしました。これからもこのような感謝の気持ちを持って、大学院に入り、社会に入ります。(受奨は終わりましたが、財団とのつながりは終わっていないと思って、今後もOGとして、交流会を参加していただきたいです。
(平成28年4月修了) -
陳 自義
自分が市川国際奨学財団奨学生の一員になるのが、本当に幸せなことだと思います。事務局長様を初め、象印マホービン株式会社のすべての関係者の方々に心から感謝申し上げます。この2年間いろんな面でサポートを与えられたから、充実した大学院生活を送ることが出来、研究者としても人間としても成長出来ました。当時、「私は研究者になる」という夢しか持たず、日本に来ました。右も左も分からないことは沢山有りました。この二年間の中に、市川国際奨学財団から金銭の支えだけでなく、原爆地である広島に訪れるや象印マホービン株式会社の本社で雰囲気変わったクリスマスパーティーなど様々の交流場をアレンジメントして頂き、楽しいことを皆でシェアーし、悲しいことや悩みなどでも皆に相談することによって解決され、沢山忘れられない思いが私の心に刻んでおります。私にとって、本当に日本での家族みたいな存在でもあります。
時間が経つのが本当に早く、あっという間に市川国際奨学財団を修了することになりました。今年の四月から新たな旅立ちとして、私はある日本企業に勤めることになります。この会社は日本塗料メーカーの一つであり、様々な塗料を作っています。また、中国を初め、グローバルに展開しています。入社後、私はより耐食性、機能性や意匠性に優れた塗料の研究開発を目標にしております。例えば、生活に身近な塗料に触媒を担持させることで周囲の空気を浄化する機能を持たせることで地球環境問題の解決に貢献します。また、地球環境問題は日本だけで活動を行っていても解決するものではないので、国際的に活躍し世界中に塗料を送り出すことで、微力ながら、地球環境問題の解決に貢献し、多くの人々に生活を豊かにしたいと思っております。
入社する会社は30年ほど前に中国に進出し、中国と深い関わりのある会社の一つでもあります。私はこの会社で勤務することを通じて、日中関係をより一層深まり、アジアに更なるシェアーの拡大を目指します。グループ社員の協力で入社する会社を世界のトップ塗料メーカーと肩を並べるグローバル・ペイント・メジャーに成長させることが私の夢です。市川国際奨学財団の奨学生としての採用式では、社長から頂いた言葉「恩返し」は今も深く心に刻んでいます。成長ということは個人の幸せのみに繋がると思いました。しかし、市川国際奨学財団の奨学生になって、自分を高め続け、そして社会に恩返しするのは社会への義務であることを認識し、社長から頂いた言葉を胸にすれば、いつでも前向いて頑張り続けられます。これから社会人になり、自分受けた恩恵を忘れずに、社会繁栄のために頑張り続けたいと思います。また、自分の能力のみならず、人格の向上、良識の涵養ということに努め続ける立派な社会人になりたいと思っております。これからも、宜しくお願いいたします。
(平成28年4月修了) -
楊 斌
今年の三月に、市川国際奨学財団を終了することを迎えてきます。あっという間に、とても充実な二年間の生活を送りました。そして、市川国際奨学財団によって行ったさまざまな交流会を通じて、たくさん友達ができました。そして、いろいろなことを勉強しました。今後とも、この二年間で得たものをいかして、がんばっていきたいのです。とても貴重な経験です。
私は日本の古典文学を研究しています。とくに、平安時代の物語の研究に取り込んでいます。なかなか難しいことと思いますが、ずっとがんばっています。古典文学を研究するのは、古典語の知識が必要です。いままで学んできた日本語とは異なっている古典語や古典文法などは、勉強しないといけません。けっこうな時間がかかります。ただの二、三年間で日本の古典文学を学んでしまうのは、ありえないのです。そこで、将来でも勉強しつづけようとします。卒業の論文を来年に提出するつもりです。いま、ほぼ毎日論文に取りくんでいます。やはり大学にいる時間が大切にしたいのです。自分の夢がかなうまでに、がんばっていきます。
夢といえば、母国の大学の先生にしたいのです。そして、日本古典に関する教師にしたいのです。いままで日本で留学している間で得たものを学生たちと分かち合いたいのです。中国は、日本の古典文学を研究する先生が数少ないのです。そして、古典に関わる資料が数少ないのです。そこで、日本の古典文学の魅力が紹介される機会が少ないのである。私は大学の学部生の時に、平安時代の物語を読み始めました。当時に日本語の能力があまり高くはありませんでしたので、中国語で訳されたものを使って、読んでしまいました。これは、物語との最初の出会いです。その後、だんだん平安時代の物語を研究したいことになりました。大学を出てから、先生になれるために、日本にやってきました。もちろん、平安時代物語を専攻として大学院に入学しました。いままで、五年を経ちました
この留学の間に、とくに市川国際奨学財団に感謝します。普段の研究生活を支えてくださるのみではなく、いろいろな交流会を行ってくださいます。毎回の交流会は必ず、いろいろな知識をいただきました。いろいろな所を訪問しました。記念写真を見ながら、当時のたのしんでいた場面が頭に浮かび上がりました。私にとって、大切な思い出です。市川国際奨学財団は、私の留学生活を充実にさせています。最後に、あらためて、真心をこめて市川国際奨学財団に感謝します。この二年間、ありがとうございます。
(平成28年4月修了) -
楊 金娟
3月に大学の卒業式と市川国際奨学財団の修了式を迎えることで、留学生活終了を感じ、寂しさと感謝の気持ちでいっぱいです。奨学金をいただいたおかげで、両親に負担をかけず、悩むことなく勉強に専念することが出来ました。また、学内の色々なイベントや資格勉強に取り組むこともでき、学生として非常に充実した生活を送ることができました。そして、市川国際奨学財団は私にとって経済的な支援だけではなく、心を支えてくれる力でした。奨学生になって、自信を持つようになり、勉強にも刺激を与えられてより明確な目標を立てられたことが大きな収穫だったと思います。
この2年間、市川国際奨学財団奨学生の一員として過ごした時間は、私にとってかけがえのないものです。皆様と一緒に人と防災未来センター、平和公園を訪れ、「歴史を忘れない、平和のありがたみ」を心に刻みました。舞洲ごみ焼却工場、ビール工場を見学し、日本の技術とこだわりに感心しました。保津峡川下り、宮島の観光で美しい自然環境を深く味わいました。和菓子、紅葉まんじゅう、お好み焼きの製作体験から、日本の食文化に触れました。定期的に行われる交流行事と文化体験は私が日本をもっと知る貴重な経験となりました。それだけではなく、ハイキング、ボウリング大会、食事会などは多忙の学業から気分転換ができました。そして、奨学生たちと楽しく交わることも楽しみの一つでした。たくさんの人と出会い、さまざまな分野の研究を聞くことで視野がより広くなりました。
また、学業、生活の悩みなども話し合うことができて、とても有意義だったと思います。財団交流会で皆様と一緒に共有した素晴らしい思い出はいつまでも大切にしていきたいです。いつも充実した交流行事を計画してくださった方々に心より感謝いたします。 進路については、家族の意志もあり、自分も色々と経験をしたいため、卒業後シンガポールに行くことに決めました。アパレルに関する経営と貿易の仕事に就くことになります。私は日本で学んだ知識はすぐ使えないかもしれないけれど、いつか自分の語学力を活かして、国際交流や、国際ビジネスなどに役立てばと思っております。今後の仕事、生活も市川奨学財団の奨学生であったことを誇りにもって、日々努力していきたいと思います。
また、私が留学するまえ、国語教育は専門のため、教育実習で農村の小学校で働いたことがあります。中国の農村教育設備が遅れています。子供たちが外の世界を知ることがとても難しいと感心しました。いつかこの聖なる職業に戻り、自分の留学見聞、日本語、日本文化の美しさをもっと多く人々に伝えたいと思います。現時点では遠い夢のような話ですが、この気持ちを忘れず、頑張りたいと思っています。 今後も、財団様のご支援に応えるべく、もらった恵みと支援をいつか社会に還元できるように、頑張り続けていきたいと思います。最後に、この2年間暖かく見守って下さった市川国際奨学財団の皆様、本当にありがとうございました。
(平成28年4月修了) -
楊 傑叡
学校の教員になりたいですので、神戸大学の博士コースに行きました。しかし、二年前にはアルバイトをしていました。生活は時間と金の隙間に挟んで、余裕がない人間になっていました。大変な生活環境でした。その時に、市川国際奨学財団の奨学金を受給できることになりました。生活の保障が出来ました。本当にありがとうございました。
二年前、市川国際奨学財団のアレンジで、初めて神戸の防災未来センターを訪問しました。当時の写真と震災後残された実物を見ることで、地震当時の状況を理解することが出来ました。そして、当時の消防士のお話を聞き、震災中のNPO活動に関する疑問を確かめることが出来て、これは自分に対して重要な経験と勉強となっています。
その後夏頃、みんなで日本の古都京都に行きました。保津川下りと和菓子作りも経験しました。日本文化を触れることが出来ました。美しい風景を見ながら、古人の生活を想像し、和菓子作りの職人の作り技を見て、その巧みにびっくりさせられ、再び日本文化の深さを感心してしまいました。
今年も市川国際奨学財団の皆さんは苦労され、留学生に対して意味深い企画を考えてくれました。家から離れ、海外にいる留学生のため、今年1月に大阪で温かい新年会を開いてくれました。日本料理を楽しみながら日本文化を触れることの出来た、楽しい経験でありました。そして、日本料理はとても美味しかった。食事の途中になんと、コーヒーメーカーを当てることができました。去年を含めて今回は二回目です。一年前のコーヒーメーカーは今私の家で大活躍しています。今回もらったコーヒーメーカーは学校の研究室に置いています。みなさんは喜んでいる様子です。ありがとうございました。
最も大事なのは財団の活動に参加することで、皆さんとコミュニケーションが取れることです。コミュニケーションにより自分の学校ではなく、違う学校の友達が増えました。とっても嬉しいことと思っています。去年、同じく市川国際奨学財団に所属していた方の紹介で、去年の神戸地区中国人留学生新年会の司会をやらせてもらいました。最後はチームワークで仕上げました。皆さんとのいい思い出ができで、良かったと思っています。自分にとっても貴重な経験になりました。この二年間、市川国際奨学財団のおかげで生活が一変しました。これからも自分の研究に専念して、中国語の文献と日本語の文献を多く読み、現地調査を行い、そして自分なりの研究成果と考えを、研究課題に注ぎ込みたいと思っています。今のところは博士コースを単位修了して、まだ一年学校に残り、学位修了を目指して続けて頑張ります。初心に戻って、この後も難しいと思いますが、学校の教員という夢をむかって進みたいと思っています。
(平成28年4月修了) -
趙 杜善
博士課程の1回生の時に市川国際奨学財団の奨学生として採用され、もう2年が過ぎようとしております。時の流れはとても速いものだと、改めて実感し、これまでの支援への感謝の気持ちと、もうすぐ終わることに対する悲しい気持ちで複雑であります。留学生活は、生活費と学費という現実的な問題から逃げられず、学部と修士課程の生活を振り返ると、常に経済的な部分で悩まされていました。いくつか違う団体で奨学金を頂いたことはあるのですが、貴財団からの支援が一番手厚く、とても心強い支援でありました。毎月の奨学金のおかけで、以前より学業に集中できた環境になったことは間違いなく、無駄のないように大事に使うよう心かけていました。学業への集中の成果は徐々に表れ、お蔭様で、現在、国内学会の講演や海外学会への参加、論文の投稿などで、とても忙しい時を過ごしております。
また、もう一つ感謝したい点は、経済的支援以外の部分で、それは日本での留学経験を豊かにしてくださった点であります。季節が変わるごとに、奨学生同士の交流会を設けて頂き、色んな場所へ連れて行ってもらいました。2年に一度ある広島での研修会はたくさんのことを考えさせられました。こういった交流会は、私にとって、日本のことをより知る勉強会でありながら、学校生活のリフレッシュにもなっていました。また、関西方面の色んな大学に在籍しておられる留学生の方々との会話は、留学生同士の親睦を深めることだけでなく、多様な学問に触れる機会でもあり、このようないい刺激のおかげで、交流会は楽しい思い出として残っています。お昼には日本の勉強を、夜には美味しいご飯とお酒、楽しい会話。いくら感謝しても感謝しきれないほどの、とても幸せな時間でありました。
4月からは博士課程3回生になり、最終学年として学位が取れるように頑張っていきたいと思っています。学位取得に加え、現在、就職活動も兼ねており、博士課程の後は社会に出て日本で働くことを考えております。私の夢は、自分の専門分野で日本と韓国の架け橋的な役割を果たすことでありますが、数年間の日本での留学生活を通じてたくさんのことを勉強させて頂いたので、まず、その恩返しをしたいと思っています。私が勉強してきた生物学の知識は、医療・医薬の分野で必ず役に立つと考えており、この知識を活かしてより豊かな日本の社会へと貢献したいと思っています。また、それが自分の国の発展にもつながると信じています。
貴財団の奨学生として過ごした2年間は、これまでの留学生活よりも濃い2年間であり、とても感謝しております。奨学生同士だけでなく、財団の方々と築いたこの絆はこれからも続けていきたいと思っており、奨学生を卒業しても、時間が許す限り、交流会などへ参加していきたいと考えています。本当にありがどうございました。
(平成28年4月修了)
平成28年4月度奨学生になって
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車 競飛
この度、市川奨学金の奨学生に選ばれ、誠にありがとうございます。貴奨学金により、経済的に非常に助けっており、安心して充実した研究生活を送ることができます。感激すると共に、身の引き締まる思いです。
私は大学時代から環境経済学、特に食料貿易が自然環境や人間社会に対して、どのような影響を与えているのかという問題に関心を持っています。したがって、日本における米の消費という経済活動は、生態系にどの程度の環境負荷を与えているのかをテーマとして、修士論文をまとめました。それから、博士課程では、輸入食料を依存している日本を主な分析対象として、食料安全保障に着目し、食料危機の回避およびそれによる損失を軽減するには、どのような対応が必要なのかを中心テーマとして研究してまいりたいと思います。
将来、博士号を取得した後も、研究が続けられる大学の先生および研究機関や企業の研究員などの研究職につきたいと考えています。
また、市川奨学金をいただいて、よりいっそう研究に専念できるようになるだけでなく、財団の交流活動を通して、多分野の研究者との交流もできることが大変うれしく思っております。これからも、日本の文化を経験しながら、異文化の理解を深めて、国際交流の促進に力を注ぎたいと思います。
この度は、本当にどうもありがとうございました。
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Agung. Wicaksono
Life is a sequence of plans that is resulted from a long process of thinking, nevertheless, the plans can still change time after time. At least, it was what I encountered when I arrived in Japan. I imagined that everything would go as smooth as it could be, but it was not. It was difficult to go according to plan. First, it was because I did not have a very settled basic of Japanese so in my daily life and administration matters, I found myself struggling. The next problem was the scholarship. In the beginning of the year I got information that my scholarship has been outdated so I had to find other scholarship sources.
At this very point, I was frustrated. However, in the middle of my confusion, I kept trying to find other scholarships. Then, a good news came when my application in ICHIKAWA Foundation was accepted. I became one of the candidates to receive scholarship from that institution, and after being interviewed, I passed.
After getting certain with my scholarship, to finish my study on time as what I have planned when I came to Japan for the first time, once again, became the primary target for me to achieve.
I believe there will be other problems but I also believe that with those problems, I will experience the real life-forging process. After graduated in 2018, I will come back to Indonesia to work and to go after my bigger dream which is to be able to achieve a post-doctoral program.
The most important point of my one year experience in Japan is that dream is a vision that can generate energy to keep struggling. Dream is an idea that connects the idea of the past, the present, and the future and dream is forcing and whipping us to try harder. In the process to make my dream come true, the scholarship by ICHIKAWA Foundation became the bridge that connects me and my dream.
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顧 燕
今回、市川国際奨学財団奨学金をもらうことができて、光栄です。誠に感謝しております。いつもテレビで日本の街や景色などを見ますが、いつか自分の目でそれを見て、体験して、感じてみたいです。日本に来て半年から、いろいろな人、いろいろな街、いろいろな景色を見ました。おいしい料理を食べて、桜を見て、本当によかったです
私は少年漫画が大好きです。昔から、私の夢は世界を救い、世界を守る、HEROになりたい、勇者になることです。でも、全ては幻、だから、HEROになれなかったら私知識を使って、人間を助ける決意しました。
今、私の研究では、大規模データ解析に取り組んでいます。これらに対する新し解法を開発しました。私はこれからも最適化の手法を学び、実際の問題に役立てようと考えています。例えば、画像処理、交通ネットワーク、統計などです。今後も、高い研究成果をあげ、国際的に活躍するために頑張ります。卒業後、私は専門知識を身につけたいので、今の専攻に関係ある研究を続けるつもりです。大学や会社で研究をしたいと思っています。立派な研究者になりたいです。自分の知識を使って、社会に貢献していきたいです。
そして、私は日中友好関係をより深めるために、自分の力を出して努力したいと思います。
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呉 熙
奨学生採用式の当日、私は自分を採用してくださった市川代表理事にお会いでき、非常に光栄でした。市川代表理事はご自身が代表取締役を努めていらっしゃる、象印マホービン株式会社についての歴史と伝統について大変明解で興味深いご説明をしてくださいました。御社が多くの人々との交流を大切にして、生活に根付いた製品を製造してきた歴史がよく伝わりました。採用式当日に頂いた、御社の製品である魔法瓶を実際に使ってみて、改めて素晴らしさを実感しました。
自己紹介の時に、私の専門分野について市川代表理事に短い時間ではありましたが、ご紹介させて頂く機会に恵まれたことは光栄でした。同席した奨学生が日本語を流暢に話す様子を見ていて、感動したとともに、私が今後も継続して日本語を勉強するための大変よいモチベーションをもらいました。奨学生には、経済や工学、宗教などの幅広い分野を先行する方々が多数いて、そのような友人たちに巡り会えたことは非常に素晴らしいことでした。
また、採用式後に招待していただいた御社の博物館を見学してみて、採用式で市川代表理事がお話されたように、非常に革新的で便利な製品の数々を実際に拝見しました。特に、炊飯器のディスプレイにはこの分野において現代の日本の技術のパイオニアとなるアイデアが存分に見られ、大変感動的でした。
このように、日本を代表する市川国際奨学財団の奨学生として採用されたことを改めて誇りに思います。かつての私は経済的な問題を抱え、将来に対して不安を抱えていましたが、今回、奨学生に採用されたことで、私の研究に専念することができるようになりました。このような幸運に恵まれたことに、深く感謝するとともに、今後はますます研究に励み、世界の人々の模範となる人材に成長していく決意です。市川財団と象印マホービン株式会社の今後ますますのご発展を祈願して筆を置きます。
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金 度勲
この度は市川国際奨学財団の奨学生として採用して頂き、誠にありがとうございます。市川国際奨学財団の皆様には心より感謝致します。奨学金は、学費と生活費として大切に使わせていただきます。
私は韓国からの留学生で、2011年の10月から日本での留学生活を始めました。初めて日本に来た時の期待感と不安感がまだ昨日のようですが、時間はもう4年以上経っています。4年間すごく多様な人たちと出会うことができ、楽しい留学生活ができました。大学の授業は大変でしたが、専攻である電子工学を中心にたくさんの知識を得ることができました。また去年からは、研究室に配属され自分の研究を始めました。研究室での1年間はその前の3年間とはとても違う生活でした。決まったことを勉強していた受動的な3年間とは違い、すべてを自分で決める能動的な1年間でした。いろいろな試行錯誤や苦労もありましたが、それを乗り越えながら自分が成長すると感じました。1年はとても短く、もっと研究について勉強したい、成長したいと思い、大学院に進学することを決めました。
しかし、大学院に進学するには学費や生活費などが大きな負担になっていました。せっかく日本で留学しているのに、生活費のために毎日バイトで研究に集中できなくなるのではないかと心配でしかありませんでした。そんな中、市川国際奨学財団の奨学生として採用して頂き、大きな心配が解決されました。ご支援のおかげで、修士の2年間、研究と勉強に集中できるようになりましたので、今後社会に役立つような研究者になるように頑張ります。
また、交流会を通じて他の分野の人たちと交流できるのも本奨学金のいいところだと思います。4年生の1年間、工学研究においても他の人とのコミュニケーションがとても重要だと感じました。交流会をきっかけに他の奨学生たちとたくさんお話しし、お互いのコミュニケーション能力も上げて行きたいと思います。
これから市川国際奨学財団の奨学生としての2年間研究も交流も積極的に参加し、後悔のない、密度のある生活を通じて、本奨学財団の名に恥じない良い研究者として成長していきます。
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買買提力 儀馬木
この度は市川国際奨学財団の奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。奨学生になって、経済的負担を軽くすることができ、勉学、研究にも集中ができますが、とても感謝しております。これからも財団の活動や交流会などに積極的に参加し、ホームに感じで他の奨学生みんなさんと交流し、友達になりたし、日本の文化を体験したいです。
それと同時に自分の夢を忘れないでよく頑張って日本で先進的な知識や技術などを勉強して、故郷に戻って、日本で得た知識を利用して、新疆のヘルスケア情勢の進展を引き起こすことを心から力になりたいと思う。
私が日本滞在の間に得た日本文化と伝統の理解と経験を通して、国際プログラム協力研究の方法によって日本と新疆の間の友好関係を強化することに貢献したいと思っております。
どうぞよろしくお願い致します。
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荘 芳泉
今回市川国際奨学財団奨学生となっていただき、誠にありがとうございます。忙しい勉強と研究の時期に奨学金が支給していただき、助かります。これからもより一層がんばりたいと思います。
財団の採用式当日には、たくさんの留学生との出会いもありましたし、象印魔法瓶の展示会場にも案内していただき、とても良い経験でした。これから留学生たちの研究発表会もありまして、皆さんの研究の話を聞くのができて、すごく楽しみにしています。
奨学金をもらうのは、やはり研究により良く集中できると思います。研究の際には、いつも順調に進むわけではなく、けっこうつらい時期もあります。そのときに、周りの同級生達と話すのは大事だと思います。私の研究では、複数からなる人間の行動を研究するので、不確実性が強いのは特徴です。どういう風に不確実性のもとでは、全体の効用を最大にするのは重要です。
これからも奨学金をよく使って、良い研究ができるようにがんばります。
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高 旻成
この度、2016年度からの奨学生と採用されました、神戸大学大学院国際文化学研究科所属の高旻成と申します。
まず、不足な者ではございますが、私を市川国際奨学財団の奨学生として選定して下さいました、財団関係者の皆様に感謝の意を申し上げたいと思います。現在、私は博士後期課程に属しており、研究においてこれからが正念場だと思っていましたが、この重要な時期に市川国際奨学財団によって支援されることになりました。そのため、経済的負担が軽減でき、今後の研究が少しでも集中することができるようになり、研究が更に捗れるようになったと思っております。また、頻繁な奨学生と財団関係者との交流企画もあることを聞き、経済的な支援のみならず、心的な支援も同時にさせてもらえると思い、大変嬉しく思っております。なるだけ多くの参加を通じて、人的交流も深めていきたいと思います。そして、この市川国際奨学財団による物心両面の支援を大切にし、これからの研究に全ての心身を投じていきたいと思っております。
初回の新奨学生たちとの顔合わせがありましたが、初めてということもあり、お互い何の研究をしているのかがわからなかったため、非常に緊張していました。しかし、自己紹介で奨学生の皆が実に素晴らしい研究を行っていると知ることができた上、研究以外のことも知ることができました。それによって、最初のときの緊張は大分和らぐことができ、次回からの交流では、初回より更に仲良くなっていきたいと思うようにもなりました。また、それぞれ違う分野の研究をしているため、普段はあまり接することのできない、他の研究にも接することのできる良いチャンスがこれから多く訪れるかも知れないと思いました。
しかし、同時に、今回の交流会は一つの刺激にもなりました。つまり、他の奨学生は素晴らしい研究をしていると思い、同じ奨学生として私自身もそれに劣らず奮発して研究をしなければならないという、戒めとしてこれから引き締めていきたいと思いました。
これから市川国際奨学財団の奨学生として、それに劣ることのない研究をしていきたいと思います。今後も、是非宜しくお願いします。
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Chea Phal
It is my privilege to be selected as an awardee of the Ichikawa International Scholarship Foundation from this April 2016. I am very grateful to Mr. Shigeyuki Ichikawa for establishing this foundation and to its members and staff for supporting this philanthropic activity through the scholarship program, assisting students who are facing economic hardship during their study.
I graduated from the Graduate School of International Cooperation Studies (GSICS), Kobe University in September 2015 and currently is doing my PhD. program at the graduate school. I decided to further my study because I intend to work in the field of education and economic development upon my return with international development agencies or originations, where strong education background and high competencies are required. The government of Cambodia is now providing scholarships to students of poor households to ensure equitable access to the education services and to improve the quality of education, which is what I am working on in as current research topic.
I am also very glad to know that there will be bi-monthly informal gathering with other students and staff from Ichikawa International Scholarship Foundation. This will be a wonderful opportunity for me to learn more about the Japanese culture as well as cultures of other countries. I do look forward to meeting and making new friends.
Previously, I was so worried and felt financially insecure as it was at the time my first child was about to be born and in the meantime, a huge amount of expenses including my tuition fees is about to incur. At once, I was almost thinking of giving up my study, but later on I was very happy and relieved to learn that I was awarded a scholarship by the Ichikawa International Scholarship Foundation. Now I can stop worrying about the finical difficulty and dedicate more time and concentrate on my research.
For many reasons, my family and I are greatly indebted to the Japanese government and her people. I hope that in the future by any means, I can make contributions to the society to repay or pay forward what I have received. After my graduation or after obtaining some working experiences in Japan, I wish to return to Cambodia, my home country, making a good use of what I have acquired during my stay in Japan for the development, in particular in the field of education, of Cambodia. I also hope that I can be a bridge between Cambodia and Japan as well as other countries to strengthen the relationships and mutual understandings.
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石 夏氷
私は自分の住んでいた町が大嫌いだった:汚い市場に、漂うごみの悪臭、溢れた不正車両、群れるチンピラ、そして根深い古い因習。このままではいい訳がないと思っていた。テレビで放送している日本のドラマをみて、「ああ、なんと素晴しい技術と文化だろう、そっちの世界に行きたいな」と感嘆した。そして高校の卒業後、日本に来る機会を迎えることができた----留学。自分が何の取り柄もない人間だから、大学できちんと一から専門知識を身につけて行こうと考えていた。
そして今日本に来て5年過ぎていた。生活費とやら、学費とやらいうもので、この5年間一日たりともアルバイトを欠けたことはなかった。正直に言うと毎日勉強しながらアルバイトをするのはもう限界に来ている。次は三回生になるが、実験とか専門科目が集中し、レポートも増えてくると思うと将来がとんでもなく暗闇に見えた。そのとき、将来に明かりをつけてくれたのが市川国際奨学財団だ。
市川国際奨学財団奨学生となって、経済上で支援していただくことで、今「今日もバイトにいかなかん」を考えることなく、「今日は学校に残って勉強できるんだ」と思いはじめだ。そして、経済的に余裕を持つだけではなく、心の中にとこかゆとりができて、勉強することも楽しくなる。教わったものをただ復習するのみならず、演習問題もたくさんやれるようになった。
何よりも奨学生として選ばれたことをこの上なく光栄に思っている。市川国際奨学財団の奨学生としての誇りを持ち、今まで以上に勉強に励もうと考えている。そして、ただ成績をよくするのではなく、市川国際奨学財団奨学生の採用式にて奨学金設立の経緯を聞いて以来、将来は他人の力になれる人間になりたいのを決意した。自分が人の援助をもらえて嬉しく思うように、他人の喜びのためにも頑張ろう!
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謝 程
私は小学の頃、日本の留学生が私の家でホームステイをして、一緒に生活したり、遊んたりして、友達になりました。そして日本のいろいろなことを教えてくれて、日本に対する興味が持つようになりました。その頃から、将来日本に留学するつもりがでてきました。
現在、私は日本の大学に入り、子どもごろの留学の夢を実現しました。しかし、留学生として、勉強以外に普段の生活も1人で頑張っていますので、留学の生活は思ったより大変です。この度市川奨学財団の奨学生として採用していただき、心より感謝を申し上げます。これから、経済的な負担を軽減し、研究のため、更に多くの時間を利用できるようになりました。また、他の奨学生や日本人との交流会や見学も楽しみにしており、知識や自分の視野を広めたいです。
将来、私は先生になりたいです。学生たちに一般的な知識を教えること以外に、日本で留学する間に見たり、聞いたり、感じたりしたことも伝えたいです。日本と中国の国際交流活動に自分の力を支えると思っています。
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彭 強
今回、市川国際奨学財団奨学生に選ばれていただき、誠にありがとうございました。まだ、29年歴史のある市川国際奨学財団の奨学生として、光栄だと思っております。昨年の3月に修士課程を終了し、9月から、博士課程に進学しました。修士課程と異なり、博士課程での研究はさらに専門的だと思います。時間面への要求も高まります。奨学金によって、経済面の支援をいただき、研究に専念することができました。
修士時代、私は主に日本と中国の言語や非言語コミュニケーションを研究してきました。日中は隣国であり、歴史上、両国がお互いに影響され、文化上に似ているところが多いです。時代の進歩とともに、両国の文化の差や西洋からの影響で、独自な考え方、行動方式、価値観などを形成しました。留学生として、日本語の勉強はもちろん、風習、習慣、行動方式など非言語の面から日本の文化を知る必要があります。修士課程の二年間で、日本での暮らしの経験、学んだ知識を生かし、たくさんの文献を使わせていただき、日中の非言語コミュニケーション関する論文を出来ました。これは自分の努力の成果であり、博士課程へ進む基礎となりました。
昔はフランス語を学んだことありますので、博士課程の研究に自分のフランス語力を生かし、19世紀のフランスにおける漢学の文体を研究したいと思います。今までの日本においでは、漢学とフランスの関連性に関する研究がごく少ないです。アジア諸国の近代化の始動や亜欧のつながりが強くなった19世紀は日本と中国にとっては重要な時期です。今はこの研究の準備として、フランスの漢学研究者の文献を翻訳しています。難しい研究ですが、博士の自覚を持ち、今からの三年間で研究をやり遂げ、成果を出したいと思います。
今まで日本いる留学生活は私にとって貴重な経験です。これから博士という新しい舞台に踏み、更なる専門的学問を学び始めました。私の留学生活や博士の研究を応援してくださった市川国際奨学財団の皆様にもう一度感謝を申し上げます。皆様のご期待に応え、これからさらに努力したいと思います。
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索南 卓瑪
この度は、貴財団奨学生として採用して頂きました事に心より深くお礼申し上げます。
私は幼い頃から外国へ留学することが夢でしたが、中国の少数民族出身の私にとって、他国に留学することは経済面でも、環境の面でもあまり実現できない夢だと周りの人々からよく言われました。しかし、私はその夢は自分が諦めなければ、いつか叶えられる事だと信じ、大学に入学する時は日本語を専攻し、卒業した後日本へ留学することを決心しました。卒業後、日本に留学でき、様々なことが勉強でき、非常に充実した毎日でしたが、勉強に打ち込めば打ち込むほど、経済面でも限界がありました。しかし、貴財団の奨学金のおかげで、両親の負担をできるだけ減らすことができ非常に感謝しています。留学に通わせてくれた両親に恩返ししたいと思い、学業に励んだ成果が出て非常に嬉しく思います。これで、少しは両親に恩返しできたのではないかと思います。
貴財団からの奨学金は、必要な参考書籍等の購入、フィールドワーク調査等の課外活動費に充てさせていただきます。また一部は生活費や家賃に充てる予定です。そして、同奨学金を大切に利用させていただき、現在の研究活動のさらなる充実と将来の成功に向け気持ちを新たにしてまいります。
私は今関西大学東アジア文化研究科博士後期課程2年生に所属しており、今「東アジア仏教における女性尊と文化交渉」というテーマで研究をし続けております。具体的に言うと、東アジア地域においては同じ「仏教」という名の宗教を奉じながら、仏教菩薩の信仰形態に大きな差異があることに気がつき、この問題について討論し、研究を進めています。まだまだ未熟ですが、精一杯研究者の道に進んでいきたいと思っております。そして、さまざまな地域や社会が培い継承してきた文化の理解と分析し、この領域で学んだ知識や視点、考え方をグローバル化が進む現代社会で活かしていけるよう心血を注いで、研究に打ち込む所存です。
博士課程を修了後は、地元に帰って、大学などの教育機関に就職し、日本で学んだ知識と自ら感じた日本文化を学生たちに伝えつつ、将来は微力ではありながらも一人でも多くの学生を留学できるように頑張りたいと思います。
貴財団への感謝の気持ちを忘れず、より一層精進して参りたいと思います。末筆ながら重ねて御礼申し上げるとともに、皆様のご健康をお祈り申し上げます。
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薛 秀娟
私の出身地である福建省は、中国では「華僑の故郷」と呼ばれています。福建省出身の華僑は1200万人も世界中に散らばっています。私の高校時代、海外留学、海外移民などの言葉はよく耳にします。その結果、中国人は海外へ留学、移民する意思決定要因、さらに、貿易・投資との関係について、大変興味を持って、自分自身で海外留学を体験しながら、それについて研究したいと考えました。
しかし、本当の「留学生活」は自分と想像した「留学生活」と全く違いました。親に負担をかけないように、仕送りを一回も要求しませんでした。自分のアルバイトと奨学金で学費と生活費を払いました。大学時代にゼミ、研究会などに参加することができましたが、大学でのサークルなどに参加することができませんでした。
こういう状況は市川国際奨学財団の奨学生となって、必ず変わるとワクワクして期待しています。研究は一人でできることではありません。周りの皆さんの力が必要です。市川国際奨学財団のOG・OBとの交流または奨学生との交流は新たな研究視点を見つけ、私が執筆する博士論文に加え、経済学的研究の質を高める効果が期待している。市川国際奨学財団の奨学生となって、より勉強と育児に対する意識も高まり、より前向きな気持ちで取り組むことができています。
将来、研究職を志望しています。その動機は私が経済学を用いて研究を推進し、社会問題、特に外国人政策に関する問題について、政策提言を行うことで、社会に貢献したいと考えています。現在、日中間には、人の移動と貿易・投資には多様化しており、外国人政策には様々な歪みが生じ、事態が複雑化しています。現状を正確に把握し、様々な分析を行うことで、問題の解決に取り組まなければなりません。具体的には、常に外国人政策に関する問題に関心を持ち、その問題に対して様々な分析を行うことで解決方法を導き出し、研究成果を広く社会に発信します。研究成果や研究者としての経験を教育に還元することで、今後の日中友好交流を支える人材を育成したいと考えています。
さらに、将来研究以外の社会貢献として、自身がどのようなことができるのかを学び、研究以外の生きがいも見つけて生きたいです。
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呉 恬
このたび、市川国際奨学財団の奨学生として採用していただき、心から感謝しております。
日本に来て4年目になりますが、当初のことは未だに記憶に鮮明です。高校卒業して、将来何になるか全く思い浮かばず、とりあえず日本語を勉強しようと決め、片言すら喋らないまま留学しにきました。日本語学校に入学し、最も基礎的な知識から学び、「日本語」というイメージを立ち上げながら日々の暮らしを送りました。気づかないうちに一年間が過ぎて、先生に進路が聞かれましたが、その時の自分はまだぼんやりして、特にやりたいことが見つからなかったです。
しかし、そのような自分を変えた、二つの事が起きました。それは、高校時代の先輩に、日本食の記事を執筆すると誘われたことです。その先輩は、証券会社でのお勤めですが、プライベートでグルメブログを運営しています。開設してわずか2年間(当時)で、購読者数は2万人も超えたようです。日本で留学している自分が、日本人の食事情を教えてと頼まれました。せっかくの機会でうけたちましたが、どこから筆をとれば良いかが悩んでいました。色々と調査をしてみたら、日本食という一つ大きい分野においても、お寿司や懐石料理などを紹介する本は多数出ていますが、居酒屋やファミリーレストランなど、身近かつ庶民的な食べ物を紹介する本は意外に少なかったです。テーマをどれにするかを長く考えた末、結局居酒屋を選び、「食べる」と「飲む」のように二篇に分けて、記事として簡単に紹介しました。ブログで公開されると、予想を超えて多くのコメントをいただき、「北京の日系居酒屋と同じだ!」や「チュウハイとサワーの違いがいまいち分からないけど、でも面白い!」など、記事を読んでくれた人から声が届きました。
その経験がきっかけとなり、もっともっと日本のことを世界に発信したいと思い、同志社大学グローバル・コミュニケーション学部 日本語専攻に入学しました。入学して半年が経ち、大学の推薦でAPSSA(アジア太平洋学生連合会議)に学生代表として参加しました。同会議は、2年間に1回開催され、アジア太平洋地域の大学生が経済・教育・スポーツ・平和という四つの分野について語り合い、ソリューションプランを考え出すことである。ところが、所属していたグループは特にまれであり、7人のメンバーたちはなんと日本・中国大陸・香港・タイ・フィリピン・シンガポール・マレーシアのように、全員出身国違うという偶然な組み合わせでした。そうすると、日本語でのコミュニケーションが完全不可能で、共通語である英語で話すしかなかった。最初の段階はやはり難しかったが、話し合う途中にアイスブレークができ、皆さんのおかげでMost Valued Planとして閉幕式で受賞しました。
APSSAとブログ記事執筆の経験がどのように違うかを言うと、APSSAでは発信するだけでなく、受信することも同時に行わなければならない。特に使用言語が日本語でないことは、強制的に自分のコムフォートゾンから離され、ネーティブランゲージ・セカンドランゲージでの会話よりも一層難しくなること。それが機とし、単に発信することでは物足らず、相手からの情報もきっちり掴めるようになろうと、応用日本語通訳方向に向けて勉強しています。
この4年間に、多彩な学生生活を送られる裏に、自分をずっと支え続けた親には、言葉に表現できない感謝の気持ちしか持っていません。学業にせよ私生活にせよ、「やりたいことをやってき」と言ってくれる親は、私にとってかけかえのない支えでした。これからは、市川国際財団のおかげで、親の負担もだいぶ軽減できると思っています。自分も一名の奨学生として、専攻である日本語を強化し、世界へ発信・受信できる人を目指し、財団の名に恥をかけないよう、引き続き努力していこうと思っています。
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THONGTAT ORANSIRIKUL
I am honored to be selected by the Ichigawa foundation to receive this scholarship. When I was a child, I would like to be a researcher, because researches can be create, develop or improve new thing, that is useful for many people. A way to be a researcher is to study the higher education and work very hard. I will do that and make my dream come true.
I major in computer science and study mobile networks. For my topic, I will conduct a feasibility study for measuring passenger load and behaviour aboard busses by passively monitoring Wi-Fi network activity from the passengers’ mobile devices. I really felt that I had to study about progressive network technology to better support the people of the world. I work on a method to estimate the number of passengers who are waiting at the bus stop by monitoring Wi-Fi activity. If the number of passengers at a bus stop can be estimated, bus companies would be able provide better satisfaction and improve quality of service to passengers by reducing wait times. I believe that I can do my best to contribute to society.
Last but not least, I am most grateful for the extraordinary opportunity given to me by Ichigawa foundation for providing the scholarship, and I can go on next step and follow my dream. Thank you very much.
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