市川国際奨学財団 Ichikawa International Scholarship Foundation

奨学生の声

修了するにあたって

2020年3月修了生

  • Ma Qian

    First of all, I would like to appreciate Ichikawa International Scholarship Foundation for selecting me as one of scholarship winners from April 2018 to March 2020. Its generous financial support was certainly a timely source of help for me at that time when I was deeply troubled by the economy and this help will be engraved in my thankful mind. During the past two years, contributing to the generous financial support, I could have more time to concentrate on my research as well as to conduct field researches without worrying about the financial pressure making my research can go smoothly.

    Ichikawa International Scholarship Foundation does not only give me and others financial support, but also offered us a lot of opportunities to learn and experience Japanese culture by holding events. I think this is really a good way to firsthand experience, feel Japan and think big. Through attending these events, I learned and thought a lot that I would never learn from academic research studies: 1) After visiting Hiroshima Peace Memorial Park, my heart was so heavy and somber and started to think about the human suffering of the war and the desire for peace; 2) From visiting Kobe earthquake memorial museum and Kuma no Kodo, I realized that human beings are so small, no matter in the face of natural disasters or the nature itself. It warned us that we should work harder to learn advanced technologies to protect ourselves, and at the same time we have to learn more to live in harmony with nature; 3) Through visiting the National Hansen’s Disease Museum, I learned that sometimes not disease itself making patient suffering a lot, but the prejudice making them suffering more. The drugs can cure the disease but cannot cure the sick in their heart. Every one of us should learn how to get along well with people around us without discrimination. I really appreciate the foundation held so many meaningful events, which bring me a lot of the thinking. As I will stay in Japan for a while, I hope I can still have some opportunities to attend these kinds of events organized by foundation in the near future.

    I feel I am very lucky to be a member of the foundation. The memories of these two years with the members of foundation are so precious for me and will keep in my mind forever. Thanks again for the two years’support.

  • Sabrina Sultana

    It has been two years since I joined Ichikawa International Scholarship Foundation as a scholarship recipient. In April 2018, I was accepted as a scholarship recipient for two years until March 2020. Two years passed by like a blink and were memorable in various aspects with many memories.

    I came to Japan and started my Ph.D. course in 2017. I lived here with my family. As my husband was also a Ph.D. student, and we had a daughter to look after parallel with our studies, that time was the most challenging in many ways so far in our life. In 2018 April, scholarship from Ichikawa international Scholarship Foundation was a great help in our life financially. It supported me long two years that helped me to concentrate on my research. I met new friends with diverse countries and backgrounds, which enrich my experience. We traveled many times together, which was like oxygen for me in my busy schedule in life. We attended exchange meetings full of fun, learning, and discussion. We exchanged thoughts and experiences.

    We visited different places like Kumono Kodo, Wakayama; Hiroshima Peace Memorial Museum, Hiroshima; Itsukushima Shrine, Miyajima Island; Fushimi Inari Shrine, Kyoto; Hikune Castle, Kyoto; Great Hanshin- Awaji Earthquake Memorial Museum, Kobe organized by Ichikawa International Scholarship foundation. It helped me to understand the people, culture, and history of Japan.

    I appreciate the monthly meeting organized by the foundation with the best planning. It would never be possible for me to visit so many places with great importance included with a delicious meal without those monthly exchange meetings, although I missed some sessions due to research schedule.

    I express my gratitude from the core of my heart to the Ichikawa International Scholarship foundation. It allowed me to understand teamwork better and helped me think collectively in a more prominent focus.

  • 于 舸

    2019年4月から2020年3月までの1年間、市川国際奨学財団の奨学生になり、非常に有意義な時間を過ごしました。

    市川国際奨学財団のおかげで、経済的な心配なく勉強と修論に専念ができ、心から感謝申し上げます。その上で、多種多様な交流活動でほかの奨学生とのコミュニケーションができ、異文化に触れあい、優秀な先輩方から学業に関する貴重なアドバイスもいただきました。普段は学校で、自分の専攻以外の知識を勉強するチャンスが少ない、日本人以外の外国人との付き合いが少なかったが、交流会でほかの国の留学生と出会い、ほかの研究分野の知識と接し、友達ができ、本当に嬉しいです。感謝の言葉もございません。

    時間の都合で、全ての交流会に参加できなかったが、交流会を参加することで、私の知らない世界を見ることができました。2019年7月の東アジア交流ハウス雨森芳洲庵の訪問で、江戸時代の人々が国際交流のためにこのような努力を積み重ねたことをしたことに感動しました。その時代の人々に比べて、現代社会の中で生きている私たちは簡単に世界中の人と交流できるのに、この世界に対する認識はまだ十分ではありません。これからもお互いの相互理解を深めるために、頑張らないといけないと思います。もう一つ印象に残った交流会は2019年12月、国立ハンセン病資料館を見学しました。私は、ハンセン病の患者たちが強制に療養所に連れられ、なおった患者も社会の無知と根拠のない恐れで社会から疎外された状態で生活を送り続けたことに驚きました。世界中に苦しんでいる人がたくさん存在していることは知っていますが、直接に目で見るときはかなりショックを受けました。

    私は文化人類学を勉強しています。最初この専攻を選んだ理由は、まだ知らない世界を知りたいです。この一年間さまざまな交流会を参加し、いろいろな知識を学び、私は、自分は何のために文化人類学を勉強するのかについて考え直しました。私は色んな価値観に出会いたい、世界中の人々の相互理解を深めたい、弱者の味方になりたい、より優しい世界を作りたいです。一人の力は強くないけれど、私は自分の力を最大限発揮したいと思います。

    市川国際奨学財団と一年間の付き合いの中から、私の世界観と価値観が少しずつ変わりました。これからは、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現のために、少ないですが自分の力を貢献したいと思います。この一年間本当にありがとうございました。

  • 高敬喆

    市川国際奨学財団の奨学生として採用され、既に2年が過ぎようとしております。この長い間に支援してくださった象印マホービンに心より感謝申し上げます。自分の夢を叶える為に希望を持ち日本へ留学にきました。しかし、現実としては親からの仕送りだけでは、日本の生活を暮らすことが結構難しい。貴財団の奨学金を受け取ることで経済的な不安が軽くなり、お蔭様で、アルバイトなどの心配する必要がなくなり、自分の研究に専念することができるようになりました。また、経済的な負担が軽減されたため、学内のイベントや交流会に参加することもできまして、留学生として非常に充実した2年間を過ごすことができました。

    経済的の支援以外、定期的な交流会を設けて頂き、留学生同士との交流や経験交換より、自分の視野を広げることもできました。毎回の交流会によって日本文化への理解と関心を高めることもできました。普段自分だけで絶対に行かない観光地や文化遺産に見学に行けるようになって、素晴らしい思い出をいっぱい作りました。

    4月からは博士コースに修了になり、日本の会社で働くことになります。これからは一生懸命勉強、働くことによって、日本社会の一員になり、社会の一員として責任を果たし、社会に貢献します。今後はとても忙しい生活を送ることになると思いますが、時間が許す限り、また交流会などへ参加していきたいと考えています。自分の経験は後輩の奨学生にお役に立てれば幸いです。

    2年間、ご支援をいただき、誠にありがとうございました。

  • 安賢善

    2019年4月から1年間、大変お世話になりました。関西学院大学の安賢善と申します。昨年を顧みると、様々な機会に出会いたくさん恵まれた一期一会でした。

    恥ずかしいながらそれ以前の私の生活を述べますと、研究のところか一か月の生活費を先に考えざるを得ない自分でした。私は何もできない人間だと、悔しいながら自分にガッカリして毎日を憂うつに生きていた者でした。そんな私が市川国際奨学財団の篤い恩恵に出会うとは一つも思わなかったので、合格の電話をもらった当時は、嬉しい悲鳴でたまらなかったのです。

    4月の採用式までそれは夢であろう。と考えました。会場に着いて名前を述べたら「あれ?そんな名前はないですけど?」と言われたらどうしよう。ただの白日夢だったらどうしよう。と、相当びびりながら大阪に向かっていました。

    採用された院生同士での研究発表も、緊張の連続でした。自分の研究をどうやったらうまく伝えらえるのか。私には面白い話を、それを知らない人にどうやってアピールしたらいいのか。数日連続悩んで、悩んで、レジュメを作りながらも不安でどうしようもならなかったです。今更言いますが、当日の発表でレジュメの内容はところか、もう頭が白くなって何を言っているのか分からなかったぐらい緊張していました。それでも面白かった!と言ってくださる皆さんのお陰で、本研究に対する面白さが再び恋しくなりました。

    5月の交流会は、私がハイキングに向いていることを初めて知った機会でした。はじめは少しきつかったのですが、1時間程度過ぎると誰よりも先に歩く私を見て、そんなにも体力があったのかい。と。でも風景のキレイさと何らかの達成感に溢れて、もうちょっとできると思いました。研究室はいつも狭い席だったので、ある意味の知見を拡げた感じでした。

    6月は個人用事で日本に居なかったので、7月になって久しぶりに皆さんとお会いできました。雨森芳洲庵を訪問する企画は私にとって魅力的なものでした。専門時代はだいぶ離れますが、いずれかやりたい分野だったので特別に考えたかもしれません。史料というものは、その時代によって様々であろうし、筆者の考え方が読み取れるものというのは周知のことです。7月の企画は、そのことをあらかじめ考えた良い時間でした。

    11月の交流会は、私の急用で参加できませんでしたが、12月の東京交流会は、大変楽しかったです。新しく採用された方々と接しながら、日本近現代の裏面を間接経験する、しかしそれは日本に限らなったことを習得しました。弱い者の奮闘が続くと、いずれか時代も変わったくれることも知りました。弱者は、自分に対する待遇に満足すべきではない。と。小さい声もきちんと出すべきであろうと。色んなことを考えさせる機会でした。

    最後、1月の新年会。何故か市川交流会の度に、いつも体調が悪いなのか…奨学生としての最後まで体調不良で申し訳ありませんでした。楽しみしていた食事だったのに、本当に残念に思っています。

    それ以後、急に流行りだした新型コロナで、皆さんと挨拶できなったことが心に残っています。個人的に雪がたまっている場所をどうしても見たくて長野に旅行して以後、韓国に行くつもりでしたが、飛行機がキャンセルされて幸いに普通のどおりに研究に進んでおります。本研究が立ち留まった感じもあったので、時代をだいぶ広げましたが、それがそれなりに楽しくて新しい文献を熟読するに一日を過ごしています。皆さん、過去と現在を比べてみたいのなら、『顔氏家訓』をお勧めします!それは今読んでも考える余地の多い力作です!

    市川国際奨学財団様、本当にありがとうございました。一年間の恩恵は忘れません。感謝の気持ちだけです。修了しても、成長した私の様子を見せるために挨拶に行きます。これまでありがとうございました。

  • 王晨野

    あっという間に、二年間が過ぎました。この二年間にずっとお世話になった市川国際奨学財団に心よりお礼を申し上げます。おかげ様で、研究と生計の間にバランスが取れ、研究生活も無事に進めることができました。感謝の気持ちは一言で伝えきれませんが、本当にありがとうございました。

    この二年間を振り返って見ると、財団の方や奨学生の方など、市川国際奨学財団をめぐるメンバーたちの交流はとても楽しかったです。

    奨学生発表会では、違う分野の院生の発表を聴くことができ、交流することができました。今まで自分の分野しか見てきていない私にとって、このような機会はめったにありません。この発表会を通して、違う分野も少し知ることができ、とても興味深かったです。次は世界遺産熊野古道道普請のイベントを通して、熊野古道が歴史上における意義と道普請における土の区別の重要性を知りました。そして、騒がしい都会から一息抜くことができました。次は、人と未来防災センターに行き、自然災害の恐ろしさを知りました。また、被災者の話を聞き、災害に直面した人たちが負けなく立ち向かう勇気に尊敬し、人間の尊さを知り、命の重さも知ることができました。次は、広島平和記念資料館にて、原爆にあった人たちの苦しみを知り、世界平和を昔より強く願うようになりました。

    以上の体験は、一人でなかなかできませんので、全てはこのような貴重な機会をくださった市川国際奨学財団のおかげです。また、交流活動の参加に関しては、活動より学会や学術のほうを優先的に捉えてくださった市川国際奨学財団の優しい心遣いがとてもありがたいです。

    この二年間、私は市川国際奨学財団から恩恵と善意を多く受けました。いつか恩返しできたらいいなと思います。また、留学生として日本で受けた善意を、ほかの人にも伝えられますように頑張っていきたいと思います。この二年間、本当にありがとうございました。再び心よりお礼を申し上げます。

    また、いつか会えますように、このご縁が続けますようにお祈り致します。

  • 翁 楚瑜

    2019年4月に市川国際奨学財団の奨学生として採用して頂いてから1年間が経過し、修了することになりました。貴財団のおかげで、この一年間お金に困らずに留学生活を送ることができ、研究や勉強に専念することできました。それにとどまらず、貴財団の交流会に参加することによって各大学の奨学生と交流し、貴重な体験をさせて頂きました。

    私は日本で就職したいという夢の実現のため大学院に入りましたが、授業料と生活費が想像以上に高く、自分で捻出することが厳しくなり、アルバイトをしても生活費まで補うのは極めて困難のため、休学することまで考えました。まさにその時、「渡りに船」のように市川国際奨学財団より奨学金を頂けるという連絡が頂きました。そのおかげで、勉学を続けさせて頂き、経済的な負担が軽減され、アルバイトの勤務時間を減らすことができ、研究と勉強に専念することができました。今年3月に良い成績を修めて関西大学大学院を卒業しました。

    奨学金による経済的支援は勿論、その上に日本で何の繋がりもない私を家族のように温かくして下さったことは言うまでもなく、感謝してもしきれないぐらい感謝しております。貴財団が定期的に開催してくださった様々な形の交流会に参加させていただき、自分の専門分野以外の知識を身につけるとともに、日本文化に対する理解を深めることができました。普段は絶対行かないところにも行くことができ、視野を広げることにも繋がりました。国立ハンセン病資料館、世界人権問題研究のシンポジウム、ユニバーサルマナー検定等の交流会を通じ、偏見、人権、差別等についてを深く考えさせていただきました。物事には明るい面と暗い面があるということが理解しても、自分としては何ができるのかを考えたことはあまりなく、それをいい機会に反省させていただきました。特に国立ハンセン病資料館の見学を通じ、人間は自己と異なる人に対して無意識的に差別し、潜在的な偏見があることが分かりました。その偏見を減らすために、教育の重要性を感じておりました。これからは、貴財団の研修旅行や交流会を通じ学んできた人権意識を常に高く持ち、周囲の人間を傷つけないように頑張りたいと思います。学校の授業が原因で全ての交流会に参加することができなくて残念だが、OB・OGとして活躍することができればと思います。

    また、国境を越えて各大学の奨学生との交流を通じ、新たな絆を結び深めあうことができたのは、私にとっては大きな財産だと思っております。市川国際奨学財団の奨学生として採用して頂いたことは今までの人生で一番豊かな経験だと誇りに思っております。

    これまで頂いた数々のご縁やご支援へ感謝の心を忘れず、市川国際奨学財団より頂いたご恩を少しでも社会に還元できるように様々な形での貢献を模索しております。また、今まで支援してくださった皆様のご期待に添えるように、日々精進して参りたいと思います。

  • 郭 凝恩

    2018年4月に私が市川国際奨学財団の奨学生になってから2年が経ちましたが、採用通知のメールを受け取った時の気持ちは今でも覚えています。2017年9月、私は夢を葉えるために仕事を辞め、日本に留学しました。しかし、日本に来てから、学業のプレッシャーと経済的なつらさから、私は自分の留学の決断に深い疑念を抱くようになりました。そんな時に市川国際奨学財団の援助のおかげで、経済的な負担を解放され、学業に専念することができ、続ける決心と意欲を持つことができました。

    再び学生になった私は、語学と専門知識の不足から、研究室と自宅を行き来する単調な毎日を送っていました。そのために、疲れを感じることも多いでした。しかし市川国際奨学財団が毎月開催してくれる交流会のおかげで、勉強の合間に気分転換をして、様々な体験をすることができました。

    財団の交流会の内容はさまざまなテーマにわたっています。たとえば、環境保全(熊野古道道普請)、世界平和(広島平和資料館)、病気(国立ハンセン病資料館)、日本の歴史(江戸東京博物館)、日本と他国との交流(雨森芳洲庵)などについてです。交流会のたびに、私は多くの新しい経験を得て、もともと知らなかった世界についてもっと知ることができました。さらに言うまでもなく、私は交流会で多くの国やそれぞれの専門の優秀な方々と知り合い、彼らとの交流を通じて、私も多くのアドバイスをもらいました。

    市川国際奨学財団は、経済的な面だけでなく、精神的な面でも多くの配慮をしてくれ、留学生活も充実させてくれました。 修了したことはとても寂しくて残念ですが、これからも市川国際奨学財団に感謝の気持ちを持って頑張っていきたいと思います。

  • 孔祥博

    2019年4月から2020年3月までの間、市川国際奨学財団に奨学生として採用していただき、心から感謝しております。財団のおかげで、経済的な負担がなくなって、研究に専念できました。

    この一年間、いろいろな研修会を参加し、心を癒し、視野を広げ、いい勉強になりました。7月は、雨の日に、彦根城散策を楽しんでいました。雨に煙る滋賀県は、とても美しいです。雨が自然と調和し、幻想的な雰囲気になって、心身ともに落ち着ける感じがしました。論文に悩んでいる時、いい気分転換になりました。雨森芳洲庵での見学で、鬱蒼とした林の葉に落ちる雨の音を聞きながら、芳洲先生と朝鮮通信使の話を拝聴し、歴史、平和と国際交流について、勉強しました。9月の研修会で、ユニバーサルマナー検定3級の受講し、交流や介護に関する有益である知識を身に着けられ、自分とは違う誰かの視点に立ち行動する方法を勉強しました。12月は、東京国立ハンセン病資料館で見学しました。昔、私は、ハンセン病に詳しくありませんでした。未知への不安で、恐怖を感じていました。見学で、ハンセン病をわかるようになりました。そして、「未知の世界への恐怖から、偏見や差別が生み出されます。人は、偏見や差別ですごく苦しんでいる」ということを、深く理解できました。

    研修会だけでなく、財団の他の優秀な奨学生との交流で、友達ができ、いい勉強になりました。奨学生はみんな自分の分野ですごく優秀な方ですので、交流することによって、学ぶことができました。経済に詳しい奨学生から、株の知識を得ました。生物専門の奨学生から、面白いフィットネスの知識を勉強しました。介護に詳しい奨学生から、高齢者見守りのことを勉強しました。そして、自分も研究で得た知見を財団の友達と共有できました。

    この短い一年間、本当にお世話になりました。財団のおかげで、経済的な負担がなく、「平和」、「交流」、「平等」という理念を勉強し、いい友達ができ、人間性も養いました。心よりありがたくお礼申し上げます。財団で勉強したことを活用し、微力ながら、社会に貢献したいと思います。

  • 徐茂峰

    光陰矢の如し、2018年4月から市川国際奨学財団の奨学生になり、もう2年間を過ごしました。この2年間は私の今までの留学生活の中に、最も充実した2年間だと思います。まず、市川国際奨学財団の奨学生として採用していただき、2年間奨学金を支給していただきました事に心より深くお礼申し上げます。この縁が繋がりになって奨学生終了後でも、ずっと続けたいです。

    私はずっと日本語教師になることを目指しています。自分の見識を広めたい、研究力に磨きをかけたいと思い、日本の大学院(博士後期課程)に進学しました。日本での留学生活を続けていくため、最初、アルバイトをしていました。研究をしながらアルバイトをする日々の生活に限界を感じていたときに、市川国際奨学財団と出会いました。奨学生として、2年間、お世話になっていました。この2年間、得られたことが非常に多かったです。まず、この奨学金制度のおかげで自分の研究に全力で取り組むことができました。ご存じのように、研究には欠かせないものの一つがまとまった時間です、調査、データの分析、結果のまとめ、いずれも、まとまった時間が求められます。私は市川国際奨学財団のご援助で、最も充実した研究生活を送ったと思います。それらにより、多くの研究成果も収めました。次に、市川国際奨学財団が奨学生のために、さまざまな形の交流イベントを開催されていました。様々な分野の方々と綿密に交流を取ることによって、コミュニケーション能力が向上しました。それは、自分自身にとって、最も成長した点だと思います。そして、ただ参加だけで終わるのではなく、参加した後の感想が求められるということで、考えさせられたことも多いです。「貢献」「恩返し」「協力」「友好」「絆」などの言葉をより一層深く理解できました。最後、各国からの留学生と交流をして、自分と異なる国の人々の交流から、広い視野で物事を捉えることを学んだ一方、人生に対する理解や考え方などもとても豊かになってきたと感じています。この2年間は短いかもしれないが、自分を成長させた、価値がある期間です。

    2020年4月から中国の大学で教鞭をとることになりました。私は教壇に立って、中国の若者に日本の文化、日本語の魅力を伝えたいと思います。同時に、常に社会奉仕と国際平和の精紳を持ち、ボランティアとして、社会貢献も続けたいと思います。

  • 董雪晨

    2019年4月からの1年間、市川国際奨学財団の奨学生として奨学金をいただきまして、心から感謝を申し上げます。貴財団から経済的支援を受けるだけではなく、貴重な見学機会などもいただき、自分の成長に役に立つと思います。非常に有意義な楽しい1年間でした。

    私は市川国際奨学財団の奨学生として採用したのは、D3に入ったばかりであった。その時、研究の圧力にある中に、奨学生として採用することは非常に嬉しかったです。財団は毎月に交流会を開催して、私も異なる国々からきた留学生たちと話すことができて、自分があまり知らない地域やそこの社会や文化などを知っていました。留学生たちと悩みを相談したり、人気な話題を喋たり、楽しく時間を過ごしていました。毎日の研究生活から一時的に脱出し、気分転換になりました。

    また、財団のおかげで、さまざまな貴重な見学機会もいただきました。7月に雨森芳洲庵をたずねたとき、江戸時代の朝鮮半島と日本の交流に貢献した「朝鮮通信使」に関する歴史なものが初めて聞きました。12月の清瀬市にある国立ハンセン病資料館の見学では、オリエンテーションを受け、資料もいただいたうえで、当時にハンセン病に関わっている人々の状況と彼らの生き抜く姿が非常に感心していました。「すべての病気は薬だけで治せるものではない」との話がいただいたように、時代の変遷とともに社会の変わりもあるにもかかわらず、依然に社会にある人々の差別問題を目にむける必要があろうと考えていました。また、6月に世界人権問題研究センターが主催するシンポジウムを聴講し、世界や日本のSDGsの取り組みなどを教えていただきました。9月にユニバーサルマナー検定3級を受講し、視覚障がい者の講師は自分の経験から私たちが何をすべきかまで色々な話をいただき、「障害は人ではなくて環境だ」ということを実感しました。このような自分の専門と異なる知識を身につけ、面白くて自分の視野も拡大できました。そのほかに、5月の鞍馬から貴船までハイキングして、きれい自然を満喫しながら身体を鍛えました。12月東京で都立東京江戸博物館、浅草散策から隅田川遊覧の観光をして、ほかの奨学生たちと仲良くしていました。いつもおいしい料理を食べながら話して、すごくリラックスして楽しんでいました。私はほぼ毎回の交流会に参加して、誰と会えるか話すことをいつも期待しています。

    このように、私は市川国際奨学財団の奨学生としていた一年で経験したことを振り返ってみると、幸せな気持ちでした。私は市川国際奨学財団の奨学生としてラッキーと思って、皆さんと一緒の記憶も楽しくて、よいものばかりです。歴史的、社会的なものを勉強でき、留学している日本はもっと知るきっかけにもなります。また、市川国際奨学財団から毎月の奨学金を受け、私と両親の経済負担を減らしていました。以前には、私は研究の時間とアルバイトの調整問題が非常に悩んでいましたが、研究に対して十分な時間をかけているとは言えないです。この一年、貴財団の支援のおかげで、アルバイトを減らして、週5回に学校に通うことによって研究時間を十分に確保できました。また、多くの学会も参加して、専門知識の勉強になりました。それだけではなく、2019年末にはお父さんは無事に手術を受けて、現在の健康状況は徐々に良くなっています。私は日本で安心に勉強でき、市川国際奨学財団に本当にありがとうございました。

    2020年3月をもって、私は市川国際奨学財団で終了になります。少し寂しくなると思いますが、この一年間に留学生のみなさんと一緒に楽しく過ごした時間を忘れられないです。この一年で、皆さんから大変お世話になって、自分の人生にとってハイライトもなります。終了にもかかわらず、皆さんと知合うのは非常に縁があることと思っています。私もこの絆を大切にしたく、これから機会があればぜひ交流会に参加したく、みなさんとお会いにして、話しできることを期待しております。私は博士終了までには、あと2年がありますから、ぜひどこに会えるように期待しています。

    最後になりますが、1年間に渡ってたくさんのご支援と素晴らしい経験する機会を下さり、財団スタッフの方と皆さんと一緒にいろいろなことを体験したことを心から感謝を申し上げます。これから貴財団のますますのご発展をお祈りいたします。

  • 李相国

    2018年4月から2020年3月までの2年間、市川国際奨学財団の奨学生としてご援助いただきました。財団の奨学生になって豊かな2年を過ごすことができました。経済的な面はもちろん交流会等で日本の文化等についてもいろいろ学びました。

    本大学にきて博士前期後期課程合わせて3年間は経済的な支援がなく、研究やバイトしかない生活を送ってきました。本職である研究にも十分集中できず、バイトに時間を取られることも多くありました。そこから市川国際奨学財団の奨学生であった2年はバイトで使ってきた時間を生かして、長い時間研究に使ったり、休みの日は近くに旅行を行ったりする時間的な、また経済的な余裕ができました。

    市川国際奨学財団からいただいたことは経済的援助だけではありませんでした。月1回程度であった研修、交流会は僕たち奨学生が精神的に成熟できる機会を与えてくれました。普通な留学生であると経験する機会のない貴重な経験ができ、そこから様々なことを学びました。ユニバーサルマナー検定から障碍者の立場で考えることができ、世界人権問題研究センターのセミナーを受けてからの話し合いで各国の人権について、人と防災未来センターの見学から漠然と思っていた天災を向き合う考え方など、最後に象印マホービン社内で行われたクリスマスパーティでは家族の温かみを感じた会社の雰囲気を味わうこともできました。

    この2年間、市川国際奨学財団担当の皆様に心より感謝の気持ちをお伝えしたいと思っております。今後はOBとして活躍していきます。本当にありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。

  • 劉娟

    市川国際奨学財団奨学生採用式の日の情景が未だにまざまざと目の前に浮かんできますが、奨学生としての二年間があっという間に過ぎてしました。財団奨学生を修了するにあたって、一番表したいことはやはり財団への感謝の気もちです。いろいろな意味の「感謝」です。

    私の生活がもっとも困難な時期に、市川国際奨学財団から経済的な応援を頂きました。おかげさまで日本に留学して以来、はじめてバイトせずに二年間を過ごしてきました。図書館や研究室にこもり、生計の負担がなく学業に専念できた毎日が非常に贅沢でした。

    財団の交流活動――熊野古道道普請、人権講座、国立ハンセン病記念館見学などを通して初めて一社会人としての自分を反省させ、さまざまなことに関心を持ち、自分と違った立場や遭遇の人達のことについていろいろと考え出させたりしていました。伏見稲荷大社、貴船神社などの散策で他の奨学生との間に貴重な思い出がたくさん残りました。今から振り返ってみると、みんなと一緒に外へ出て、話をしたり、笑ったりすることができるのは一番の幸せでした。さらに、新年会、クリスマスパティ―などを通じて、奨学生同士、さらに象印マホービン株式会社の社員さんたちとの交流ができました。みんなが市川国際奨学財団という大家族の一員というつながりの下で、多くの出会いを迎えました。この二年間、毎日研究室や図書館にこもって論文で「苦しんでいる」生活に、新鮮な空気を吹き込んでくれたのは市川国際奨学財団でした。

    文学を学ぶ人は、どこか世間のことに疎いということがありまして(私だけであるかもしれません。)、昔は、会社というものはすべて営利のためにしか存在していないと思いました。財団の奨学生になってから、はじめて社会からの温かみをしみじみと感じました。しかも、国家別のない温かみです。将来、自分も社会ないし世界に何か報いることのできる人になりたいと時々考え出すようになりました。

    奨学生としてのこの二年間で、自分の世界に閉じ籠っている私は、社会により一歩近づいたように感じます。私たちの社会をより住みやすくなるために、社会の一員としての私が何ができるかということを、財団を通して学び続けて来たからです。

    さらに、外へ出て、たくさんの人と出会い、自分とは違った国に生れ、違った生活を送り、違った夢を抱いている人とも話し合ってみたりすることによって、自分の狭い世界から飛び出していろいろと考えさせることができました。これから、みんなとの思い出を大切にして、たとえ奨学生としての二年間が終わったとしても、どこかでばったりと出会ったときに、「あっ、君もあの時市川国際奨学財団の奨学生であったね」とあいさつできたらと思います。――市川国際奨学財団の一員としてのつながりが、これからも続けらせたい、これからもきっと、ずっと続くことでしょう。

2020年9月修了生

  • Do Thu Thao

    I have always wanted to pursue further studies in a developed nation, and such a dream would not have come to fruition without the Ichikawa Scholarship Foundation Award I received since 2019. With such generous funding, I could attain a master’s degree majoring in business administration from Kobe University. I would like to thank you for honoring me as the 2019-2020 recipient of the scholarship. With financial support, it has been easier for me to spend more time on my studies, and it has put me on a path to greatness and reached my goals.

    Student life in Japan is so exciting. Studying at Kobe University not only helped me gain invaluable knowledge but also opened doors for me to see things from a holistic perspective. The more exposure I have attained while I was pursuing this program, the more I have realized that there is so much to learn out there, inspiring me to continue with this learning journey. Thus, I am motivated to do more research on my subject and write academic and professional papers. Additionally, I was able to participate in several interdisciplinary programs at the university and conduct my research at an international level. It has provided me a valuable experience to work in multidisciplinary scenario and has helped me to realize the importance of coordination and teamwork to accomplish projects. As an international student, I could collaborate with the Japanese students and the students from different parts of the world and learn about the research environment in different countries and understand the cultural aspects as well. It is a valuable experience for me. Moreover, by studying at such a prestigious university like Kobe University, I am determined to share the knowledge I have attained with the community in Japan and Vietnam in any way possible. Furthermore, when I had free time after studying, I also joined other activities that were not related to campus life such as volunteer work or international recreational activities.

    I would like to express my sincere thanks and gratitude to the Ichikawa Scholarship Foundation for providing the generous scholarship award to help me complete my master’s degree at Kobe University, one of the most reputed institutes of Asia and the world. Graduation from Kobe University with the Ichikawa Scholarship has helped me be recognized as a competent personality and to secure a good career in the field of the airline industry in the future. You helped me attain one of my greatest dreams by inspiring me in many ways, one of which is to give something back to the community through scholarship when I am able to help in the future.

  • Lin Szu Yu

    This year had passed really fast especially because of the Corona virus pandemic. It was unfortunate that the organization could not hold gathering events for us to attend. While staying indoor and not being able to meet friends and families I had been able to concentrate on my studies and successfully submitted my thesis to graduate. During the self-quarantine period, I picked up a few new hobbies. For instance, I started to cook for myself because I cannot dine outside. This new habit made me more interested in experimenting with different ingredients and also became more aware of what I eat every day. Another habit I picked up is reading. I used to love reading when I was in high school but as I enter university I became too busy and forgot about this habit. Thanks to the extra time I have I started reading again.

    I will graduate from Osaka University this September. I have already left for Ireland and will stay here for half a year and then return to Japan in February. After I go back to Japan, I will start my master’s degree in Tokyo University. I was accepted to the Global Health Policy department to continue my interest in researching health related issues. Right now, I am enjoying my life in Dublin, the capital of Ireland. I will work hard here to improve my English language skills, meet new people, and travel to different places. Being in Ireland for about three weeks I have noticed some difference between Europe and Asia. People here enjoy outdoor activities a lot and I see many people jogging on the street. The food here is also simpler, many people have sandwiches for lunch every day. After coming here, I have started the new habit to jog every morning. During my free time, I go to local cafes to read for a whole afternoon and enjoy good coffee. I even joined a book club to meet people of the same interest.

    I really appreciated the Ishikawa Scholarship, this year I could stay home and not take the risk to go to part time jobs because of the support of the Ichikawa scholarship. I also meet really nice and interesting people during the events. I hope I will be able to see everyone in the future.

  • Wiliyanti Sutanto

    After two years of undergoing Master’s studies, I will be receiving my degree at the end of September 2020. It has been such a hard and long journey for me to able to come to this point in my life and I am deeply grateful towards everyone that has helped me during this tough journey. As one of the contributors who helped me achieve my childhood dream of getting a Master’s degree, I would like to share my gratitude towards Ichikawa Foundation. Without the scholarship, I would have not been able to sail smoothly and would have went through a lot of problems

    Since I pursued a degree in Agricultural Economics, most of my time has been spent on researching and reading journals along with data analysis in compared to working on the field or laboratory. This has made me require a lot of time to spend on reading journals because it is the essential step in writing a paper. My supervisor told me that to write a well written academic journal, first we need to read a lot of well published journal in order to learn others’ styles of writing so that when we write our own paper we are able to deliver what we intend to say without making the readers confused.

    As someone who is not used to reading a lot of journals, I find it challenging and hard to even spend a whole day reading one whole article and understanding the whole lot of it. When I read something, I tend to spend a lot of time to understand everything from the beginning to the end so I end up repeating to read the whole same thing over and over again. This process costed me a lot of time and so when I heard that I have received the scholarship, I was overly happy since I can spend more time on reading journals instead of working on a part time job and worrying about my finances. This was one way on how the Ichikawa Foundation scholarship has helped me throughout my studies.

    I am also thankful for Ichikawa Foundation for giving me the opportunity to experience new things through events, study tours, and gatherings. It was an extremely memorable and grateful thing for me was when Ichikawa Foundation used to hold a lot of events and seminars which were very knowledgeable for me. It is sad that now we cannot hold these types of events due to Covid-19 but when they were held, I usually participate unless I must do something related to my research.

    Several of the events that were held which I clearly remembered were going to Tokyo to visit the Edo-Tokyo Museum and Hansen’s Disease Museum, attending a seminar about Universal Manner and going to a symposium at Ritsumeikan University. These types of events were very rare for me to join unless given the opportunity because for a foreigner like me, I would not typically go to those places alone or even know about the events such as Universal Manner seminar or even the environment symposium. The study tour to Tokyo was also very knowledgeable for me since I can learn more about Japan as a country and also more about the old traditional ways on how old Japanese people has been living, whereas the Universal Manner seminar was really good because it helped me improve my point of view and learned how to accept other people’s differences and treat others better in public and how I can help other people who are not as fortunate as I am.

    These events does not only help me learn more about general knowledge, but also help me build a network with other people from other universities whom I can learn from and also share different perspectives with. Throughout everything, I am truly grateful for what Ichikawa Foundation has done for me by supporting my finances and also giving me the opportunity to learn more about Japan.

  • ジョーシ スネハ

    I would like to thank ICHIKAWA FOUNDATION for giving me this opportunity, where I got accepted for the scholarship and I could worry less about my financial difficulties and focus more on my studies. The scholarship has helped me to solve my financial difficulties which includes my school fees and my personal expenses. My family back in my country was struggling due to financial crisis after the earthquake of 2015 in Nepal. I was continuously working part time jobs and had only few hours to get a good sleep or even focus on my studies. ICHIKAWA foundation has been very helpful for the foreign students who are currently suffering from the financial crisis. I could finally work less and study more and focus my working hours to my studying hours. I got accepted by ICHIKAWA scholarship in October,2019 which is exactly one year before. After I got accepted by the scholarship, my grades and performance were very good. I got time to study and my grades were improving.

    When COVID-19 started, all the schools were closed and even I lost my part time job. My family back in Nepal lost their job and the country was locked down. I could only survive this COVID-19 because I had the scholarship of ICHIKAWA FOUNDATION. I am very thankful because I have been able to survive and even pay my fees with the help of this scholarship. From the month of September of 2020 was the last month after the scholarship finished. I am a 4th year student and will be graduating next year in March. With all the struggles of life it would be very hard for me if I did not have the scholarship. Now I have good grades and I am doing my job hunting. Job hunting is very hard because of the world and even Japan has been facing economic crisis. I will have to work on my graduation thesis as well as my job hunting which will be very busy for me. I would have very little time to go for a part time job. After the scholarship finished this month on September, I will be very busy as I have to take care of my personal finances, job hunting and focus more on graduating the university.

    At the end, I still am very thankful for helping me be the better person and for one year this scholarship has helped me solve my financial difficulties and even reduced the burden of my family members in my country. I participated for the volunteer event and the event for the Tokyo which was organized by the foundation. I will miss the event. The volunteering was so satisfying as this was my first time doing any volunteer work. Every friend I met through the program were very good to me. I learned a lot for the volunteer program and the educational program that happened in Tokyo. It will always remain on my memories.

    Even though the scholarship has finished I would always cherish the memories and experiences that I learned throughout the time with ICHIKAWA FOUNDATION. Thank you for everything.

  • 彭嘉欣

    時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

    2019年に貴財団奨学生として採用していただき、1年間奨学金を支給していただきました事に心より深くお礼申し上げます。市川国際奨学財団のおかげで、経済的負担が減り、勉強と研究に集中することができました。私は専門授業と実験が多く、すべての活動に参加できませんでした。また、今年はコロナ禍のために、多くの交流会がキャンセルになりました。以前参加した熊野古道道普請という活動で、様々な国の留学生たちと出会いました。留学生との交流で、異文化を感じてお互いに理解しながら友達ができました。活動を通して熊野古道の文化と歴史を勉強でき、貴重な経験だと思いました。自然と触れ合い、自分がどのような責任を持っているかを強く感じることができました。この経験は私の人生の忘れられない思い出になりました。

    市川国際奨学財団の奨学生として修了することは、少し寂しいと感じています。現在残りの大学生活は半年で、自分の研究テーマに専念したいと考えています。自分の知識不足を感じ、理論から応用まで更に勉強しなければならないと考えています。引き続き日本で修士として勉強するつもりです。今後は固体電池に関する材料についてさらに研究したいと考えています。社会の発展に自分の力を貢献できるよう、卒業後は研究者として活躍したいと考えています。

    貴財団への感謝の気持ちを忘れず、今後より一層精進して参りたいと思います。末筆ながら重ねて御礼申し上げるとともに、皆様のご健康をお祈り申し上げます。

  • 許載庸

    2019年10月から一年間、市川国際奨学財団の奨学生として奨学金をいただくことができて、心より感謝申し上げます。この期間中、財団からの奨学金のおかげで、経済的不安を感じることなく、勉学に専念するができました。また奨学金をいただけるだけでなく、財団開催の研修会に参加することで様々な新しい経験、優秀な奨学生と交流することができ、人間的にも成長することができたと思います。

    今年はコロナウィルスの脅威により、需給期間の後半では交流会がなくなり、楽しみにしていたのでとても残念でした。しかし前半では幸いにもいくつかの行事に参加することができ、その中でも和歌山に行き、熊野古道道普請活動に参加したことが思い出に残ります。2トンの土で風雨で流された街道を修復することでしたが、街道が山のなかにあり、人力によって運んでは固めるといったことの繰り返しでした。普段環境客として観光地にいくけれど、その裏ではこのような活動があるから行くことができるということを身をもって知ることができました。とても素晴らしい体験で、さらに世界遺産である熊野街道をガイドさんとともに散策し、勉強する経験もでき、とても有意義な一日を過ごさせてもらいました。

    奨学生を卒業することは寂しいですが、OB,OG会にはできるだけ参加しこの出会いを大事にしていきたいと思います。また自分は大学院に進学するつもりなのでさらに研究、勉学を頑張りたいです。この一年間で市川国際奨学財団にいただいた支援と知恵をもとにこれからも成長をつづけ、将来は日本で就職し、社会に貢献できるような人材になりたいと思います。

    この一年間たくさんのご支援と素晴らしい経験する機会を下さり、心より感謝申し上げます。今後の交流会や研修会にも顔を出したいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

  • 何 沁峰

    市川奨学財団に奨学金を提供していただき、誠に有難うございました。

    過去一年間、ご奨学金は私の学習と生活は大変改善された。それだけではなく、財団の交流会と研究会、例えば、和歌山の熊野古道、京都の鞍馬寺・貴船神社、滋賀の雨森芳洲庵、東京の江戸東京博物館などに参加していたいて、色々日本の文化を勉強になりました。また、見学会の間に、中国、香港、韓国、マレーシア、タイランド、ミャンマーなどからの留学生たちも友達にできて、とても楽しかったです。そのため、いつも奨学金事務を担当して、見学会を案内してくださった大窪先生に感謝して申し上げます。

    コロナ禍において正月以降、交流会と研究会を開催できなかったことはとても残念ですが、皆さんの健康は何より大切だと思います。もし最近象印マホービン社の業務も影響されていますが、早速改善すると祈ります。またワクチンがすぐうまく開発されるろことも祈ります。

    今後、私は日本の会社に就職するか、ポスドク研究員にするか、まだ決まっていませんが、とにかく自分の研究領域に一所懸命頑張って、学生時代に勉強した知識と能力を用いて、社会に役立つことを取り込むと思います。また、日本の魅力的な伝統文化と象印マホービン社の優秀な製品を世界に広めると思います。

  • 胡 成媛

    光陰矢の如し、市川国際奨学財団の奨学生として採用されたのも一年間たちました。この一年間、市川国際奨学財団と責任者の方々に大変お世話になり、本当にありがとうございました。財団からの経済的な援助のおかげで、親の負担が減り、私自身もアルバイトをする必要がなくなったので、より一層勉強に集中できるようになりました。さらに、経済的な援助だけではなく、交流会・研修会を通してさまざまなことも体験させていただきました。私にとってはとても忘れられない大切な一年間です。

    コロナ禍で1月以後の交流会・研修会が開催できませんでしたが、それでも前のイベントで素晴らしい思い出がたくさんできました。熊野古道道普請の活動でみなさんと一緒に修繕した古道は永遠に記憶に残ります。それは日本ではじめて団体で参加したイベントなので正直最初はとても不安でした。でも、立派な先輩たちは親切に声をかけてくださって不安もだんだん解消されました。本番の土運びの時、みなさんと一緒に運んだ土が古道をきれいに修繕できた感動と満足感は一生忘れられません。その後の険しいウォークコースも江戸時代修行の身になったかのように貴重な体験をさせていただきました。また、東京研修で見学した国立ハンセン病資料館と江戸東京博物館も印象深かったです。国立ハンセン病資料館で世間から隔離され、友達、親族にも理解されていないハンセン病患者たちは人生を諦めず、患者運動、社会復帰などを挑戦しようとしている姿に感心しました。翌日の江戸東京博物館で本日の東京はどのように発展してきたかを模型で見せてくれました。どれも大変勉強になりました。

    一方、何より嬉しいことは奨学生として異なる国籍を持つ優秀な仲間たちと出会いました。「一期一会」、何らかのご縁があるから私たちはこのような形で出会えたでしょう。出身から研究分野まで違っており、人生観と価値観もそれぞれです。意見のぶつかり合いがあるからこそ、真の異文化交流ができたと実感します。おかげで、さまざまな側面から物事を考えるようにできました。

    1月以後、世界規模でコロナが流行し、念願の東京オリンピックも延期され、現在の状況から来年の開催も懸念されています。さらに、水際対策など入国制限があるため、観光客は激減し、多くの店が潰れてしまいました。財団の新年会の開催場所である「づぼらや」道頓堀店までコロナの影響で閉店することになりました。みなさんとの思い出の場所がなくなり、非常にショックで悲しかったです。このような厳しい状況に置かれて学費が負担できず休学・退学する学生が多くいます。この特殊な時期に市川国際奨学財団の奨学金がなければ、私は現在のように安心に勉強することができなかったでしょう。誠にありがとうございました。

    市川国際奨学財団のおかげで学んだこと、経験したこと、感じたこと、この全ては人生の宝物です。日本にいる孤独な日々は、財団と大窪さんが家族のように温かく見守ってくださいました。日本に留学しにきて本当に良かったと思います。これからも大学院で日本語と日本文化を極めて精進してまいります。どれほど市川国際奨学財団と日本社会に貢献できるかわかりませんが、細な力でも日本という国の文化や魅力を海外に発信できればと思います。

    これをもって市川国際奨学財団から卒業します。また機会があれば、今後もOGとして財団の交流会・研修会などのイベントに参加させていただけたらと思います。この一年間、大変お世話になりました。再び心から感謝を申し上げます。これからも何卒よろしくお願いいたします。

  • 謝 心怡

    2019年10月から市川国際奨学財団の奨学生として採用していただき、心より感謝申し上げます。

    この一年間、貴財団からの奨学金支援のおかげで、経済的な負担が軽減され、大学の生活と研究に専念できました。一か月につき十万円という奨学金には、日本の歴史や文化を理解するための旅に使用しました。ネットで他の人が集めた御朱印を見て、とても興味を持ちました。神様や仏様にお参りしてから、御朱印をいただきました。参拝の記念になる御朱印は、旅や散歩の思い出を振り返ることができます。毎年元日から2月15日まで、古都の町中に点在する十六の古社を訪ねる旅「京都十六社朱印めぐり」が開催されます。女性の厄除けのご利益で知られ、境内は女性を中心に賑わっていた市比賣神社から始まり、最も遠い長岡天満宮まで、疲れた充実した旅でした。十六社全てを巡って、巡拝が成就した最後の神社で専用の朱印帳に「巡拝成就印」をいただきました。

    経済的な支援だけでなく、財団が開催していただいた交流会もとても印象に残っていました。奨学生として初めての交流会で、楽しい一日を過ごし素敵な思い出をつくりました。熊野古道の歴史は平安時代まで遡るほど古く、古より皇族から庶民まで身分に関わらず幅広い人たちが行き来しました。紀伊山地は年間を通して雨量が多く、台風などの災害にたびたび見舞われる地域にあるため、古来から地域の方による保全活動(道普請)が行われてきました。私たちはボランティアとして、2tの土を運んで修復作業を体験しました。その後、熊野古道を知り尽くした語り部さんの解説とともに、険しい山道を歩きながら歴史を学びました。

    交流会で、異なる学部の異なる国籍の学生達と日本語で交流し、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。興味がある研究方向についていろんな話を聞いたが、新鮮で面白いと感じました。同じく中国留学生の先輩と交流の機会があり、非常に貴重な経験がもらいました。

    振り返ると、本当に幸せな一年だったと思います。私は今年の9月に学部から卒業し、本学の情報理工学研究科に進学しました。ご支援いただいた市川国際奨学財団に心より感謝しております。この一年間、本当にお世話になりました。誠にありがとうございました。

  • 朴 泌佑

    去年10月から1年間、市川国際奨学金財団の奨学生として活動ができ、奨学金をいただけて、心より感謝を申し上げます。

    まずは、コロナ禍の中でも奨学金のおかげで、経済的に苦労せず、勉強に専念することができました。また、財団が開催してくださる研修に奨学生として参加し、この後の人生に役に立つ経験ができました。

    上記で印象に残っている経験を二つ紹介したいと思います。
    最初は、東京の研修の時に、ハンセン病に関してわかったことです。日本国内の情勢には詳しくないため、ハンセン病に関して知識が皆無でした。この研修で、昔患者さんが受けた差別、世間の認識などを見て、この人々が日本でどう生きてきたかがを具体的にわかりました。この機会を通じて、今後では、このような差別をなくすために我々は何をすべきがを自ら考えるようになりました。

    最後は、ただの学生の身分では想像すらできない熊野古道道普請活動の体験の話です。
    熊野古道道が何故世界遺産になったか、江戸時代に天皇が温泉に行くためによく通っていたなどの日本の歴史について学べることができました。自分が興味を持たない限り、わからなかった日本史について学べて、日本の文化に対し、一層興味が深まる契機になりました。

    2020年からコロナ禍により、交流会が中止になりましたが、短い間に関わらず、たくさんの学びができるようにしてくださった市川国際財団に再び感謝の言葉を申し上げます。

    ここで学んだ素敵な経験に基づき、今後日本の社会を含め、世界に貢献できる人材になるように頑張っていきたいと思います。
    この1年間お世話になりました。本当にありがとうございます。

  • 楊明哲

    私は京都大学薬学部3年に在籍する楊明哲と申します。この度は一年間市川国際奨学金をいただき、心から感謝を申し上げます。時間はわずかですが、財団での一年間の活動を通じて、私は様々な大学の優秀な先輩と出会い、特に修士課程や博士課程の先輩たちから、将来の進路や研究方向のアドバイスをいただき、本当にありがとうございました。それに、東京研修を通じて、私はハンセン病について、理解を深めました。私はハンセン病資料館に行く前に、将来の目標を単に薬を開発して、病気を治すことでしたが、病気が治っても、心の傷や偏見はそんなに早く治らないものだと改めて認識しました。ハンセン病にかかった患者さんは、差別され、監禁され、普通の人の生活から離れなければならない。私は、これをきっかけに将来患者さんの病気を治すだけではなく、心のケアも並行に行いたいと考えました。

    この一年の中で、私は市川国際奨学財団からいただいた奨学金の大半を勉強の面に使い、日本の医療に関する本だけではなく、世界をリードするアメリカの医療実態をある程度知ることができました。そして、単なる創薬知識を勉強するのではなく、様々な国の医療体制について、本を購入し、勉強することができました。そこで、日本の少子高齢化の社会において、現存の医療体制の問題点を行政とは違い、創薬者の視点からアプローチして、少しでもこの状況を自分の力で改善したいと思いました。

    この一年間、財団スタッフの方と皆さんと一緒にいろいろなことを経験し、みなさんからもまだ未熟の私に色々な助けをいただきました。1年間のご支援、本当にありがとうございました。

  • 葉律延

    今年はとても大変な一年でした。コロナウイルスの影響によって、予定していた計画がうまく行かなかったり、授業の仕方が余儀なく変更になったりして、生活のあらゆる面も一変させられました。私の場合、言い訳に聞こえるかもしれませんが、リモート授業に変更したことによって、私の成績は例年より悪い結果になってしまいました。学校で授業を受ける時と違って、リモート授業は普段の対面での授業よりも理解能力が求められています。もし理解出来ない部分があったとしても、その場で聞くことが難しく、わからないまま授業は終わってしまうことも多々あります。こうして、自分の日本語能力はまだまだ足りていないことが思い知らされました。しかし、市川国際奨学財団奨学金のおかげで、この一年間を通して、私はたくさんのことを経験しました。

    まず、2年生の一番大きな課題、商店街の調査をやり遂げたです。調査するためにいろいろな商店街に訪れて、聞き込み調査を行いました。調査のために必要な費用は全て奨学金があるからこそ、不自由なくできました。

    また、コロナウイルスの影響を受け、ほとんど家にいたので、私は料理を研究し始めました。お菓子作りや外国料理、パンなど様々なものを作りました。そして私は兼ねてから計画していた二輪車の教習を受けるようになりました。今はまだ通っている途中ですが、バイクで日本各地を巡ることを楽しみにしています。もちろん、これらの活動は奨学金があったからこそできたことです。

    そして、香港も日本と同じくコロナウイルスの影響を受けているため、経済状況が不安です。また、香港はいまだに政治的に不安定な状態であるため、生活を維持することすら大変だと親から聞いています。仕送りに関しては、昨年の9月からもらっていないため、奨学金とアルバイトで何とか生活できましたが、今はアルバイトもできなくなったので、奨学金のみで生活しています。

    このように、この一年間の生活は全て奨学金のおかげで問題なく過ごせたといっても過言ではありません。コロナウイルスの影響で、新年会、交流会、奨学金支給最終月度の食事会など、開催出来なかったため、直接感謝の気持ちを伝えることができませんでしたが、市川国際奨学財団には心の底から感謝しております。またの機会がありましたら、またお願いします。